鳥とは、生物の分類区分のうち「鳥類」に属する生物全般を指す。空中飛行する種が多い。
曖昧さ回避
鳥類
鳥は脊椎動物の一種である。前足が変化し羽毛に覆われた翼と、細く歯がない嘴が特徴的。恒温動物で、全ての種が卵生。極地域から熱帯域まで地球上のほぼ全ての地域に生息している。恐竜、中でも獣脚類を祖先とする説が定説となっており、学術的に恐竜類には鳥類も含まれている。なお鳥類を除いた恐竜のことを厳密に指したいときは非鳥類型恐竜という。
かつての地上の支配者は空の支配者になっている模様。
一部種を除いて、多くの種で飛翔能力を有することが鳥類の最大の特徴である。体機能も飛翔に適応した進化を遂げている。羽ばたくために体重に占める筋肉の割合が高く、骨は中空で軽い。
鳥頭という言葉もあるが、実際の鳥類はカラスやオウム、インコ、文鳥、猛禽類など賢い鳥も多い。特にカラスやオウム、ヨウムなどの大型インコの知能は哺乳類の犬や猫でも勝てないレベルに賢いと定評があり、そもそも勝てる哺乳類の方が少ないレベルである。
哺乳類と鳥類では頭脳の発達のさせ方が異なるらしく、哺乳類よりも鳥の脳は神経細胞の密度が高い。それがセキセイインコなどの脳が小さな鳥でも頭が良い理由であると研究されている。
もちろん哺乳類の頭脳も人間の他にも、チンパンジーやゴリラなどの霊長類、シャチやイルカなど非常に知能が優れている動物も数多く存在するため、鳥類は哺乳類とは脳の構造が違うが、哺乳類とは違う方法で高い知能を獲得したという事である。確かにダチョウなど知能が低い鳥も存在するが、脳が小さいから鳥頭と断ずるのは人間側の誤解である。
また、人間以外の同サイズの哺乳類と比較した場合、寿命が長い鳥も多く、これも哺乳類と体の構造が根本的に異なっているためとされている。
ちなみに人間は女性の方が美しいが、鳥類はオスの方が美しい場合がほとんどである。鳥類のオスはより美しく綺麗になることでメスにモテる必要があるからである。(無論、哺乳類とは異なり、視覚が非常に発達している故に鳥類自体がカラフルで華やかなことも多い)
鳥の一覧
鳥に関する文化
- 自由・解放の象徴 ーーー私は鳥になりたい
- 希望の象徴 ーーー未来へはばたけ
- 地域、チーム、大会等のシンボル
- 科学技術発展への寄与 ーーー人類は空を目指した
- ペット、家畜
- 飛翔能力の利用(伝書鳩、鷹狩りなど)
漢字として
- 意味
- とり、神聖な鳥、という意味がある。またおちんちん、という意味があり侮蔑の語として用いられる。また島と通用する。烏とは別の字。
- 字形
- 鳥の象形。〔説文解字・巻四〕には「長尾の禽の緫名なり。象形。鳥の足、匕に似る。匕に從ふ」とある。一方、隹について短尾の鳥の象形とあるが、必ずしも尾の長さによって隹・鳥を使い分けるわけではない。
- 音訓
- 音読みはチョウ(漢音、呉音)、訓読みは、とり。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 鳥は部首である。鳥に関する字が属する。
- 声符
- 鳥を声符とする漢字に、蔦、歍、𧜣、窵、瞗などがある。
- 語彙
- 鳥歌・鳥瞰・鳥語・鳥雀・鳥獣・鳥迹・鳥爪・鳥篆・鳥道・鳥飛・鳥卜・鳥鳴・鳥面鵠形・鳥目・鳥類
異体字
互換文字
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
親記事
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