沖縄都市モノレール線単語

オキナワトシモノレールセン

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沖縄都市モノレール線とは、沖縄県那覇市の那覇空港駅とてだこ浦西駅を約40分で結ぶモノレール。沖縄都市モノレール株式会社が運行している。Suica・PASMO・Kitacaなどの内地・北海道で通用している交通系ICカードも使用できる。

通称は「ゆいレール」 。これは沖縄方言の「ゆいまーる」(助け合い)とレールを合わせた造語。

法律上は軌道法を根拠法令としているが、現在のところ、沖縄県で唯一の鉄道路線として跨座式鉄道方式による運行をしている。戦後でも沖縄海洋博覧会での案内軌条式鉄道による運転以来2例目であるが戦前には普通鉄道の沖縄県営鉄道の4路線が存在しており、直接的な連続性は無いが、沖縄都市モノレール株式会社が運営する鉄道博物館に沖縄県営鉄道の関連品が展示されている。

2003年 8月10日に那覇空港駅〜首里駅間が開業。2019年 10月1日には首里駅からてだこ浦西駅まで延伸された。なお、2015年度決算にて経常損益が初めての黒字である3329万円となった。

概要

沖縄都市モノレール 1000形電車

二両編成～三両編成のワンマン運転。10分から15分毎に運行している。

本州の鉄道と異なる点は

始発電車が午前6時前後発(那覇空港駅・てだこ浦西駅共に)である。これは沖縄の日の出･日の入時刻が本州より遅い事と、夜遅くまで飲み歩き遅めに起きるという沖縄県民のスタイルに合わせるためだと思われる。
各駅到着前に沖縄民謡をアレンジした車内チャイムが流れる。
2014年 10月20日から独自のIC カード「OKICA」が導入されているほか、同時に鉄道乗車券が磁気からQRコード方式となっている（10月30日に磁気券を使った改札機は廃止）。ただし同様の事例に北九州モノレールがある。
2020年 3月10日から「Suica」をはじめとした全国の交通系ICカードに対応した。前述のOKICAも変わらず利用可能。
2023年 8月10日、開業20周年を迎えるとともに三両編成の運転が開始された。8月10日現在では1編成のみが所属・運転されており、最終的に9編成になる予定。

開業当時、鉄道に乗り慣れていない県民が大多数を占めており切符の買い方や自動改札機の扱い方に手間取って改札機前等がかなり混雑した。

現在も、初めて乗る乗客のために「利用ガイド」が存在している。

那覇市近郊のお年寄りの中では「ゆいレールに乗る事」がブームになっていた時期もあり、お土産に那覇空港で販売されている観光客向けのお菓子を買って帰宅し家族に配るという若年層の地元民にとっては非常に不可解な現象まで起きた。

車両は沖縄都市モノレール1000形電車の1種類のみ。列車運用は那覇空港駅-てだこ浦西駅の全線走破列車の他、那覇空港駅-首里駅の区間列車がある。すべて各駅停車。

3駅・4駅ごとに駅カラーが設定されている。

駅番号	駅名	乗り換え・周辺施設・一口メモ	所在地
①	那覇空港駅なはくうこう	那覇空港のりかえ。日本最西端の駅（日本最南端の終着駅）	那覇市
②	赤嶺駅あかみね	日本最南端の駅
③	小禄駅おろく	イオン小禄店（駅直結）
④	奥武山公園駅おうのやまこうえん	奥武山公園(沖縄セルラースタジアム那覇)
⑤	壺川駅つぼがわ	那覇市中央郵便局
⑥	旭橋駅あさひばし	那覇バスターミナルのりかえ。那覇 OPA(商業施設)
⑦	県庁前駅けんちょうまえ	沖縄県庁・那覇市役所・パレットくもじ・国際通り（南端）
⑧	美栄橋駅みえばし	牧志公設市場・とまりん（那覇港泊ふ頭）
⑨	牧志駅まきし	国際通り（北端）・平和通り
⑩	安里駅あさと	ひめゆり通り・壺屋焼物博物館・栄町商店街
⑪	おもろまち駅おもろまち	DFSギャラリア沖縄・サンエー那覇メインプレイス
⑫	古島駅ふるじま	興南高校・浦添高校
⑬	市立病院前駅しりつびょういんまえ	那覇市立病院（直結）・末吉公園
⑭	儀保駅ぎぼ	首里城公園・首里高校
⑮	首里駅しゅり	首里城公園・開邦高校
⑯	石嶺駅いしみね
⑰	経塚駅きょうづか	経塚シティ	浦添市
⑱	浦添前田駅うらそえまえだ	浦添市中心市街地最寄り駅
⑲	てだこ浦西駅てだこうらにし	沖縄自動車道のりかえ。