バイオハザード(BIOHAZARD)とは、 |
バイオハザード(BIOHAZARD)とは、カプコンから発売されているサバイバルホラーゲームシリーズである。
ポール・アンダーソンによる同名映画シリーズについては、バイオハザード(映画)を参照。リブート版実写映画についてはバイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティを参照。
シリーズ作品
本編
- バイオハザード
- バイオハザード2
- バイオハザード3 LAST ESCAPE
- バイオハザード コード:ベロニカ
- バイオハザード0
- バイオハザード4
- バイオハザード5
- バイオハザード リベレーションズ
- バイオハザード6
- バイオハザードリベレーションズ2
- バイオハザード7 レジデント イービル
- バイオハザード Re:2
- バイオハザード Re:3
- バイオハザード ヴィレッジ
- バイオハザード RE:4
外伝
ガンサバイバー
アウトブレイク
クロニクルズ
その他
- BIOHAZARD GAIDEN
- バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D
- バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ
- バイオハザード アンブレラコア
- バイオハザード レジスタンス
- バイオハザード RE:バース
時系列
アークレイ山中にてバイオハザード発生
- バイオハザード0
- バイオハザード
ラクーンシティ全域に被害拡大
- バイオハザード3
- バイオハザード2(3とほぼ同時進行)
- バイオハザード アウトブレイク(同FILE2)
- バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ
ラクーンシティ、『滅菌作戦』によって消滅
アンブレラ社、事実上の崩壊
- バイオハザード4
- バイオハザード リベレーションズ
- バイオハザード5
- バイオハザードリベレーションズ2
- バイオハザード 〜マルハワデザイア〜
- バイオハザード6
- バイオハザード7
- バイオハザード ヴィレッジ
バイオハザード(第1作)
1996年にカプコンより発売されたプレイステーション用ホラーアクションアドベンチャーゲーム。
当時カプコンに在籍していた三上真司が、新人教育の片手間に思いついた企画がこのゲームである。
T-ウイルスの研究をしていたアンブレラ社と、それに巻き込まれた施設・街を舞台にその場所から脱出するのが主な目的。第一作目にあたるこの作品では古びた洋館に迷い込んだ特殊作戦部隊S.T.A.R.S.のメンバーを操作する。
プレイヤーはクリス(男・難易度:難)とジル(女・難易度:易)のどちらかを操作して、洋館の内部を探索し、入手できるアイテムを使い脱出を試みる。
内部はウイルスに感染した人々がゾンビとなっており、ウィルス感染で狂暴化した動物と合わせて襲い掛かってくる。プレイヤーは館の中で手に入る武器(主に銃)を用いてそれらを撃退しつつ、謎を解いて真相に近づく事となる。
大ヒットシリーズの初作という宿命からか、何度かリメイクされている。大きなリメイクはGC版だが、ディレクターズカット版も今作から既に存在していた。
特徴
それまでアクションゲームの殆どにあった、HP、装備などの画面表示が一切廃されているのが特徴。
PSのグラフィック処理能力の都合上、背景を一枚画にし、プレイヤーキャラが進むことでカットを変えてマップを繋いでいくという独特のカメラワークも手伝って、映画的な雰囲気・構成を作り上げることに成功している。
キャラがどの方向を向いていても、十字キー↑が前進、↓が後退、という、現在俗に「ラジコン操作」と呼ばれる操作法も、鈍いはずのゾンビから中々逃げられないスリルを感じさせ、好評を得た。
謎解きの要素が数多くあるが、割りと難易度抑えめなためトライアンドエラーで解決できるものが多かった点も成功の一因である。
基本的に脱出するのが目的なので、いくらゾンビを倒しても点数が入るなどはない。ただし最短でゲームをクリアした場合、おまけ要素が解禁され、強力な武器が弾数無制限で使用できるようになる。
慣れないうちに無理に敵すべてと戦う殲滅プレイをしようとすると弾や回復アイテムが足りなくなる恐れがあるので、動きが遅い敵と対峙した際は逃げてしまった方が安全。『命あっての物種』という言葉を胸に刻んでプレイすることがクリアへの早道であるが、ビギナーモードがある作品では弾薬が多めに手に入るので撃ちまくっても問題なかったりする。
またプレイヤーの行動が後の状況に反映されることがある。
主人公二人の性能比較だが、クリス・レッドフィールドは武器の構えが早く体力が高いが、一部イベントが自分だけでは解決できなかったり、グレネードランチャーが手に入らなかったり所持アイテム制限が6つまでという制限があり、ゲームシステムや流れを把握していないと辛い部分が多く上級者向け。
ジル・バレンタインは体力が低く死にやすいが、パートナー・武器の救済があったりアイテム制限が8つまでだったり大半のイベントを一人で完遂出来たりと多くの面で恵まれており初心者向けとなっている。
慣れないうちは多くのアイテムを抱え込んで行動することが多いので、初回プレイはジルをオススメする。
マルチエンディングなこともありクリア後の楽しみ方が多いのも魅力で、武器縛り(ナイフクリアが有名)、タイムアタックなどやり込みゲーマーにも愛されている作品である。
PS1版
初代作品。
シリーズ(『3』まで)を通しての基本的なシステム・登場キャラ・クリーチャーは、既に完成されている。グラフィックこそ、PS1登場から間もないこともあって現在から見ればかなり荒いものの、その荒さが逆に不気味さをかもし出していると言うファンもいる。
あまり売り込んでなかったが、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」シリーズなどの雰囲気を存分に味わえるとして、口コミで大ヒット。
余談だが、同じくカプコンの人気シリーズである『モンスターハンター』も、初作が売り込みの消極さに反して口コミでヒットし、現在の大人気に繋がっている。
現在のような美麗なCGムービーは、当時の技術では実現できなかったため、OP・EDは、今見ると非常に切ないクオリティの実写ムービーになっている。
が、千切れた手首を拾い上げるなど、ゾンビ映画には必須とも言えるグロ描写はたっぷり含まれており、規制が厳しくなった現在のオープニングムービーよりもむしろ良い、というファンもやはりいる。
ED曲「夢で終わらせない」の、本作品とのミスマッチ具合も話題となった。
ちなみにこの曲、日本語ボーカルということも災いしてか、後のシリーズではインストゥルメンタルの別の曲に差し替えられてしまっており、聴けるのは初代だけの特権となっている。
ディレクターズカット版
『バイオハザード2』が、一度は完成間近になりながら没になり、エンジンから作り直されたと言う話(『バイオハザード1.5』)は有名だが、それにより続編発売が遠のいたために急遽作られた、いわゆる完全版。
難易度選択の幅が広がり、プレイヤーキャラのコスチューム・クリーチャー・カメラワークなども大幅に変更・追加された。
一部台詞・イベント等が追加されたアレンジモードもあり。
デュアルショックver.
デュアルショック対応版。内容はディレクターズカット版と同一であるがBGMが一新されている。
おまけとして「バイオハザード」の日本語吹き替え版オープニングとエンディング、お蔵入りになった開発途中の「バイオハザード1.5」の動画、「バイオハザード」、「バイオハザード ディレクターズカット」、「バイオハザード2」、「バイオハザード2 デュアルショックver.」のセーブデータを収録したコンプリートディスクが付属されている。
バイオハザード/biohazard (GC、Wii版)
グラフィック・デザイン・マップ・武器・クリーチャーなどに大きく変化を加えて発売されたリメイク版。この作品から『4』までのナンバリングタイトルの表記が「biohazard」と小文字表記になる。
同世代の作品と比べても荒い方の初作と比べるとなお引き立つが、GCのスペックを最大限活かした、当時最高峰のグラフィックが特に評判になった。
オープニングなどのムービーは全てCGで描かれ、プレイ中のグラフィックも暗く不気味に改良されており、その生々しさが魅力。
マップも、洋館の階数そのものが増加し、謎解きの仕組み・キーアイテムも変更されているため、最早殆ど別物のレベルである。
システム面で改善が図られていたり、台詞や展開が変わったりと原作プレイ済みのプレイヤーも新鮮な気持ちで楽しむことが出来る。
後にGCにそれまでのシリーズ作品全てが移植される動きの走りとなったが、大幅なリメイクが行われたのは今作のみ。
現在ではWiiに移植されているのでWiiユーザーの方にもオススメの一本である。
GC版との相違点はGCコントローラーだけでなくリモコンとヌンチャクで操作可能、ディスク1枚に納められている等。ゲーム内容はGC版と同一である。
HDリマスター
GC、Wiiで発売されたリメイク版をもとに、グラフィックやサウンドを高品質化したバージョンで、PS3、PS4、Xbox 360、Xbox One、PCで発売された。
リメイク版からの追加要素として、16:9のサイズによる画面でプレイできる(4:3のサイズ画面もプレイ可能)こと、アナログスティックを倒した方向へ直観的に移動できるアレンジ操作の追加、日本語吹き替え音声が新たに追加されている。その他、過去のバイオハザードシリーズの特典として制作された『ウェスカーズリポートI&II』をリマスター収録されている。
Deadly Silence
ニンテンドーDS向け作品。CERO D。
副題は、初期のDS用ソフトに良くあったタイプで、『DS』のもじり。タイトルコールでは思い切り「DS」と言っている。
DS用ROMの容量の問題と、DSのグラフィック処理能力の問題もあって、PS1版に近い作品となった。
読み込み時間が大幅に改善されており、シリーズ恒例のドアを開く演出を飛ばすことが可能。
ちなみにDS用カバーやストラップが付属した初回限定版もあるが、こちらは初代DS用なので注意。(未確認だが、本体のサイズが違うため他の機種には対応していないと思われる)
追加要素は以下のとおり。
- 特定のエリアで発生する下側タッチパネルを使用してFPS視点でナイフファイトを繰り広げる「ナイフバトル」と、敵・アイテムの配置変更などの要素が追加された『リバースモード』(PS1版で言うとアレンジモード)と、PS版に忠実な『クラシックモード』の2つを選べる。
- バイオ4同様Lボタンでいつでもナイフが出せるようになり、その場で180度振り返るクイックターンも追加された。
- 上画面でMAPと体力が表示されるようになった。
- 複数人で本体とソフトを持ち寄ることで主人公以外のサブキャラも使える通信プレイが楽しめる。誰が先に敵を撃破してクリア出来るかを競う対戦プレイと一緒に探索を楽しむ協力プレイがあり。
- 実写オープニングも採録されているが、グロ描写がカットされている(千切れた腕を拾うシーンやジョセフの死体がカット)。 そのせいなのか死に方も少し変わっている(ゾンビ、ケルベロスに噛み付かれた時皮膚が変化して死ぬが、首から血が出て死ぬようになっている。また、ケルベロスは首から大量の出血で死んで、ハンターは頭は飛ぶが大量出血で隠されている)。
映像作品
ゲームを原作とした映像作品で、映画およびドラマ版は実写、その他はフルCGアニメとなっている。「4D-Executer」はテーマパークのアトラクション用に製作、期間限定で公開され、その後映画館でも公開された。
- バイオハザード(映画)(2002~2016)
- バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021)
- Biohazard 4D-Executer(2000)
- バイオハザード ディジェネレーション(2008)
- バイオハザード ダムネーション(2012)
- バイオハザード:ヴェンデッタ(2017)
- バイオハザード:インフィニット ダークネス(2021)※Netflixにて全世界独占配信
関連動画
関連項目
外部リンク
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ウォーザード
- ゴーストトリック
- 戦国BASARA
- 鉄騎
- DEMENTO
- ドラゴンズドグマ2
- バイオハザード4
- ファイナルファイト
- 魔界英雄記マキシモ マシンモンスターの野望
- マキシモ
- ミッキーのマジカルアドベンチャー
- ロックマンエグゼ
- ロックマンX
▶もっと見る
- 29
- 0pt
- ページ番号: 297745
- リビジョン番号: 3303846
- 編集内容についての説明/コメント: