この記事は Florina Muntenescu による Android Developers Blog の記事 "MAD Skills Kotlin and Jetpack: wrap-up" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
今回は MAD Skills シリーズの 1 つ、Kotlin と Jetpack についての動画と記事をまとめました。Android コードの表現力と簡潔さ、安全性を向上させ、Kotlin で非同期コードを実行しやすくするさまざまな方法を取り上げています。
それぞれのエピソードから、Kotlin と Jetpack についての最新情報をご確認ください。いくつかの具体的な API を取り上げ、API の使い方だけでなく、API が内部的にどのように動作しているか解説しています。また、すべてのエピソードには対応するブログ投稿があり、そのほとんどにサンプルか Codelab へのリンクが含まれているので、実際に試してみたり、コンテンツに関する理解を深めたりできます。また、Jetpack や Kotlin のエンジニアが登場するリアルタイム Q&A も実施しました。
このエピソードでは、Jetpack KTX 拡張機能を使って、Android と Jetpack のコーディングを簡単、快適、そして Kotlin らしくする方法を取り上げました。現在のところ、20 以上のライブラリに KTX 版があり、その中から特に重要なものを紹介します。core-ktx は、Android プラットフォームに由来する API を Kotlin らしく書けるようにする機能を提供しています。また、LiveData や ViewModel などの API と組み合わせてユーザー エクスペリエンスの向上を図れるいくつかの Jetpack KTX ライブラリも紹介します。
動画またはブログ記事(英語)をご覧ください。
エピソード 2 では、コルーチンと Flow を使って API をシンプルにする方法と、suspendCancellableCoroutine API と callbackFlow API を使って独自のアダプタを作る方法について説明します。このトピックを実際に試してみたい方は、Kotlin 拡張機能ライブラリの作成 Codelab をご覧ください。
動画を視聴するか、ブログ記事(英語)でご確認ください。
このエピソードでは、実際に Room を使ってみます。その上で、Kotlin を使って Room のテーブルやデータベースを作る方法、挿入などの 1 回限りの suspend 操作を実装する方法、Flow を使った監視可能クエリーについて簡単に確認します。コルーチンと Flow を使うと、Room はすべてのデータベース操作をバックグラウンド スレッドに移してくれます。Room のクエリーの実装方法やテスト方法については、動画またはブログ記事(英語)をご覧ください。実際に試してみたい方は、ビューで Room を使う Codelab をご覧ください。
エピソード 4 では、WorkManager を使って作業を簡単にする方法について説明します。この機能を使うと、非同期タスクのスケジュールを設定して、アプリが閉じられた場合や、デバイスが再起動した場合にも実行されることが期待されるタスクを、即時実行または遅延実行できます。このエピソードでは、WorkManager の基本について説明し、CoroutineWorker などの Kotlin API についても解説しています。
こちらの動画またはこちらのブログ記事(英語)をご覧ください。また、ぜひ WorkManager Codelab で実際に体験してみてください。
エピソード 5 では、Android の Google Developer Expert の Magda Miu さんが Kotlin の基本 API と CameraX を使った経験についてお話ししています。
最後のエピソードでは、リアルタイム Q&A を実施しました。司会の Chet Haase のほか、ゲストとして Architecture Components テックリードの Yigit Boyar、Kotlin プロダクト マネージャーの David Winer、そしてデベロッパー リレーションズ エンジニアの Manuel Vivo と私が参加し、YouTube、Twitter などから寄せられた質問に回答しています。
Reviewed by Yuichi Araki - Developer Relations Team and Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC
この記事は The AMP Blog の記事 "No code required: Build a fast, world-class WordPress site" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
編集者のメモ: 以下のゲスト投稿は、Jetpack のリード アーキテクト、Dan Walmsley 氏による投稿です。元の記事は、 Jetpack ブログに投稿されました。
私たちは、今まで以上にオンラインで時間を使っています。ビジネスを立ち上げようとしている方にも、創造性を発揮しようとしている方にも、高速で美しく、最高のアイデアを優雅に表現できるウェブサイトは欠かせません。また、検索エンジンはこれまで以上にパフォーマンスを重視しているので、遅いウェブサイトでは最適化したはずの SEO が大きく損なわれる可能性があります。
この記事では、Jetpack と公式 AMP for WordPress プラグインという 2 つのプラグインだけを組み合わせて、ワールドクラスのパフォーマンスと SEO を実現する方法について説明します。準備はよろしいでしょうか。早速始めましょう!
WordPress には 55,000 個以上のプラグインがあり、さまざまな機能を実現しています。しかし、適切なプラグインを探すのが難しい場合もあります。プラグインを選べたとしても、すべてを高速に動作させることには大きな困難が伴います。それぞれのプラグインによってさまざまなファイルがページに追加され、サイトが遅くなっていきます。
プラグインやテーマ自体を編集する以外に選択肢はない場合も珍しくありません。そのため、多くのサイト運営者は専門家を雇うことになりますが、その費用はどんどんかさんでいきます。
高速なウェブサイトを作成する最適なツールの 1 つに、AMP があります。AMP はもともと Google が作成し、現在は OpenJS Foundation の一部になっています。AMP は、パフォーマンスを向上させるさまざまなことを自動で行っています。しかし、AMP エコシステムは現在も拡大を続けており、他の WordPress プラグインすべてと互換性があるわけではありません。
しかし、AMP と組み合わせることで、プログラマーでなくても簡単に使えるソリューションになるプラグインがあったとしたら、どうなるでしょうか。うれしいことに、1 セットのツールだけで、ほぼすべてのウェブサイトに必要なパワーとパフォーマンスをすべて活用できる方法が登場しています。
ここ半年以上にわたり、Google と Jetpack は、一流の WordPress 開発会社である XWP と連携し、WordPress 用の高パフォーマンスのオールインワン ツールキットを作成してきました。
Jetpack は、常に最高級の WordPress 用オールインワン プラグインであり続けています。Jetpack には、25 以上のブロックと 30 以上のウィジェットが含まれており、統計、ソーシャル共有、支払いボタン、動画ホスティング、Podcast プレーヤーなど、ほとんどのウェブサイトに必要なすべての機能を 1 か所で提供します。さらに、バックアップやスパム対策、マルウェア スキャンが組み込まれているので、サイトやデータの保護という面でも安心できます。
Google や XWP を含む AMP Project の貢献者が作成した公式 AMP for WordPress プラグインは、すぐに使えるソリューションを提供します。さらに、常に高いパフォーマンスで動作するサイトを最低限のリソースで構築および保守する際に役立ちます。
この 2 つのプラグインを使えば、美しく高速で最先端のウェブサイトを、コーディングなしで構築するために必要な機能がすべて提供されます。
これで完了です。準備はできました。Jetpack と AMP を使うことで、超高速で最高の SEO を実現する真に傑出したウェブサイトを構築する力が得られます。
すばらしいウェブサイトを支えるバックボーンを設定できました。次は、Jetpack ブロックを使ってエンゲージメントの高いさまざまな種類のコンテンツを追加する方法をご確認ください。もう一度言いますが、コーディングは不要です。