いいえ。条件によっては、正しくない命題です。
> >お金の流通量が増えればなぜ物価があがるのですか?
=>マネーの量には、
マネーの供給総量(マネーストック)と
マネーの取引量(マネー流量)があります。
マネーの取引量が増えれば、それは、モノの取引量が増えるということです。モノの取引量は、モノの消費量、モノの生産量と同意です。つまり、GDPが、マネーの取引量が増えると増える感じです。その場合、マネーの取引量が増えていますので、モノの取引量が増えています。
去年の供給量(生産量)<今年の消費量、となれば、消費が活性化しているということで、モノが足りず、人手が足りず、結果、インフレで、物価が上がります。
ここで、注意するべきは、マネーの供給総量(マネーストック)が増えても、インフレになるとは限らないことです。
マネーストック量は、資本主義経済を運営すると、増えていく状況が観察されています。これは、ピケティ教授が、g<rの式で言及されました。
マネーストックM2(預金通貨量+現金通貨量)は、日本経済では、毎年、約25兆円ほど増えているのが、定常状態です。現金通貨は、さほど増えず、預金通貨が増えている状況が観察されます。
マネーストック量が継続的に増えている状況でも、
1998~2012年までは、デフレ傾向、
2013~2022年までは、ディスインフレ傾向でしたので
マネーストック量が増えても、それが、預金通貨として、貯蓄に張り付いている状況では、インフレにはなりません。
> >お金の流通量が増えればなぜ物価があがるのですか?
=>マネーの取引量(マネーの流量)、つまりは、GDPが、増えていかないと、インフレにはならない感じです。