私もモノづくり系のエンジニアで起業して自分でやってましたが
エンジニアって「技術者の何でも屋」です
技術者は大抵の人が自分の専門分野に特化してスキルアップしたい人ばかりです
自分の仕事を持って早くに一人前としてみなされたいからです
自社製品には機械工学も電気工学も建築もITプログラミングもと幅広い分野に渡っています
何でも屋だとそれ全部が知っていて当たり前、出来て当たり前にされます
なので10年経っても一人前とみなされませんでした
一生独学で生涯勉強続きでした
また、もし会社に何かあって(私の一社目がそうでした)
転職で求人となっても「何でも屋」では応募できません
なんらかの専門技術職である求人ばかりです
私は中小企業に応募したら「あなたは何者なの?」とか
大企業でエンジニアをやっていた人なんて使いこなせないと言われました
でも長年やればその何でも屋がスーパーオールランダーになれます
企業内では一つの案件を丸請けして一人で仕事を回す役になります
(副担当も居ない)
客との仕様打ち合わせ(営業は技術が解らないから同行さえしない)
見積作成や見積仕様書作成を専属の派遣社員に指示して作成させ検査をし
上司よりも客の承認が上位だから自分がその案件で一番詳しい唯一の人間
注文が貰えればやはり外部や派遣社員に指示して製作図面を作図させ検査し
子飼いの協力会社に製造を発注する(自分が見つけ契約し指導し検査している)
製造されたものを検査して納品し客先で検収検査を受ける
ここまで通して自分で工程なりを管理する
最後に案件の収支計算書を会社に提出する(どれほどの利益を出したか)
企業でやっていたのは資金(出金が先で最後に売り上げ利益がでるのでその間のキャッシュフローは個人では資金的余裕がない)と企業のネームバリューを借りて客に対して信用ができて仕事を取り易いからです
でも顧客担当にでもなると
顧客も企業に仕事を出しているのではなく担当エンジニア個人を信用してその人だから発注するような考えになります →起業した際の顧客になる
なので資金の問題(規模)さえ何とかなればもとより一人でも出来てしまうのです
専門性と言うよりは総合力を身に着けたから
企業の歯車の様な働きではないので企業し易かったと思います