「炎のゴブレット」のときですね。 第二の課題で湖から出たとき、ビクトール・クラムはハーマイオニーに「夏休みにブルガリアに来てくれ」と誘いました。リータはその会話を記事にしました（第27章）。その場にいなかったはずのリータがなぜ記事を書けたのかとハーマイオニーがいぶかった時、ハリーが「君に虫をつけたんじゃないかな？」と言います。ハリーは盗聴器のことを「虫」と表現したのですが、それがひとつのヒントになりました（第28章）。 ほかにも、ドラコが自分の手のひらに向かってしゃべっているように見えた時があった（第31章）ことなど、いくつかのできごとを考えあわせたハーマイオニーは、リータが動物もどきで虫に化けられるという可能性に気づきました（第31章）。リータが動物もどきとして魔法省に登録されているかどうかを図書館で調ると、未届け、つまり非合法でした。 第三の課題が終わった後、リータは自分のことがばれているとも知らず、虫に化けてハリーがいる医務室の窓わくにとまって盗み聞きをしていました。そこをハーマイオニーにつかまり、瓶に閉じ込められました（36章の最終ページ）。