55歳で開始して、65歳で一時金を受け取るという想定にしましょうか。DC定期預金に入れたものとして金利なし（管理手数料が金利で相殺）で考えます。 払込総額120万円 年金資産120万円 退職所得控除400万円 受取年金資産120万円 つまり、iDeCoに入れた掛金が事実上非課税で払われる（所得税・住民税免除）ことになります。 かつ、運用した場合、280万円までの利益（総額400万円）までは非課税になります。 仮に退職金を受け取ってしまい、iDeCoの退職所得控除がない場合を想定します。 年金資産120万円に対して退職所得控除なしで課税標準は60万円 分離課税につき所得税は5%＝3万円、住民税が10%＝6万円の合計9万円 受取は111万円。 一見元本割れに見えますが、そもそも120万円を拠出しなかったら「所得税の課税」があるので、 標準的な働きなら所得税10%、住民税10%で24万円を取られるところ、9万円の課税で済んでいるというメリットが有るのでした。