等式の変形の基本中の基本は 「同じものに同じ計算をしたら、同じ結果になる」 です。 例えば a = b という式は、aとbが同じ数。ということを意味しています。 同じ数なので、同じ計算をしたものも同じ結果になります。 両辺に3を足してa+3 = b+3 両辺から3を引いてa-3 = b-3 両辺に3を掛けて3a = 3b 両辺を3で割ってa÷3 = b÷3 のような計算が成り立つということです。 方程式を解くというのは「両辺に○○する」というのを繰り返して、xだけにするパズルなのです。 ご質問の問題に戻ると、 4x-9 = 0 これのxの値を求めたい場合、方法は2つあります。 1つ目の方法(こちらが一般的) 4x-9 = 0 まず、両辺に9を足すと、 4x-9+9 = 0+9 それぞれ計算して 4x = 9 さらに、これの両辺を4で割ると 4x÷4 = 9÷4 左辺を計算(約分)して x = 9÷4 というのが答えになります。 2つ目の方法 4x-9 = 0 の両辺を4で割ると、 (4x-9)÷4 = 0÷4 それぞれ計算して 4x÷4 - 9÷4 = 0 x - 9÷4 = 0 さらに、この両辺に9÷4を足すと、 x - 9÷4 + 9÷4 = 0 + 9÷4 それぞれ計算して x = 9÷4 というのが答えになります。 どちらにせよ、答えはx = 9÷4になるので、ご質問の右側の式は間違っていることになります。 ちなみに「移項」という言葉は、「両辺に同じ数を足したり引いたりすることで、項が移動したように見える計算」のことです。 4x-9 = 0 の両辺に9を足した結果、 4x = 9 になったりするのが移項だということです。 この後の「両辺を4で割る」などの、足したり引いたりする以外の計算は移項ではありませんので、こういう場合は「変形」というのがいいと思います。