球技の一。一チーム九人ずつの二チームが守備側と攻撃側に分かれ、守備側の投手が本塁上へ投げる球を攻撃側の 打者がバットで打ち得点を争う競技。アメリカで発達し、日本へは明治初期に伝わった。ベースボール。
ベースボールを「野球」と訳したのは1888年(明治21年)から黄金時代を築いた第一高等学校(今の東大)野球部の中馬庚監督。
俳聖、正岡子規と思われがちだが注意。
野球は守備側の選手がボールを投げ、それを攻撃側の選手がバットで打つということが基本となる。
バットで決められた範囲内にボールを打ち返すことができれば、塁に進むことができる。攻撃側の選手は本塁からスタートし、本塁→1塁→2塁→3塁と進み、3塁の後で本塁に帰ってくることが出来れば得点となる。攻めているチームは3回『アウト』を取られると攻撃の権利を失い、相手チームの攻撃に変わる。両チームがそれぞれ1回ずつ攻撃し、守備を行うことを『イニング(回)』と言い、先攻チームが攻めている時をその回の表、後攻チームが攻めている時をその回の裏と言う。
基本的に9イニングでゲームは終了し、その時点で相手チームより得点の多いチームが勝ちとなる。もし両チームの得点が同じ場合は、延長戦を行う、もしくは引き分けとなる。
かつては先に21点取ったほうが勝ちだった。(そのルールの考案者はアレクサンダー・カートライト)
CF:中堅手/センター LF:左翼手/レフト RF:右翼手/ライト / \ / \ / \ / \ SS:遊撃手/ショート 2B:二塁手/セカンド / \ / \ / \ P:投手/ピッチャー 3B:三塁手/サード 1B:一塁手/ファースト \ / \ / \ / \ / \ / \ / C:捕手/キャッチャー
とある。これが「正岡子規がbaseballを野球と訳した」という誤解を生むもとになった。
【参考文献:『正岡子規』久保田正文・著】