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蝦夷

(地理)
えぞ

1.古代の東北地域居住民に対する呼称、総称。初出は日本書紀。
「えびす」「えみし」と読むこともあるが、平安時代中期以降は「えぞ」と読むようになる。
他、毛人(もうじん)・蝦■(「虫」偏に「夷」)(かい)・蝦狄(かてき)・夷・俘囚(ふしゅう)・夷俘(いふ)など様々に表記される。


もともと、東国の民を毛人と称していたが、言語・文化が異なり朝廷にも従わない民を区別し蝦夷と呼ぶようになり、さらに奈良時代以降は朝廷に従った蝦夷を蝦夷・俘囚に分類した。
これらにより、蔑称と捉える向きもある。そういう場合五行思想から「エビ」系バーバリアンという意味付けがされるが、金田一京助はそういう説を唱えているが、喜田貞吉は「カエル系異人」説を唱えている。


ここでいう「蝦夷」が、すなわち北海道の先住民族であるアイヌであるかどうかについては、諸説あり定まってはいない。農耕が導入される以前の日本人という説が有力とされているが、佐々木高明、中尾佐助は、(こっちは農耕民としてのアイヌも入れる)この辺の人が「雑穀を輪栽する」独自の農耕文化を持っていたと主張している。ちなみにけっこうクオリティ高かったらしい。


2.北海道の古称。蝦夷地とも。

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