「新聞の斜陽」が叫ばれて久しい。 日本ABC協会が公表した我が国における新聞の発行部数のデータによれば、2000年以降の一般紙の発行部数は右肩下がり。23年間で2千万部も減らした。 【一般紙】2000年 47,401,669部2023年 26,674,129部(▼43.7%) ところがスポーツ紙はもっとたいへんなことになっている。昨年の部数が2000年対比で7割減と聞けば穏やかではない。朝夕の通勤電車で「スポーツ紙の花」が咲いていたのは、はるか昔の話になった。 「スポーツ紙満開の車中で、一面見出しの比較をして楽しんでいた―――」 そう言っても、若い人にはいったい何のことか分からぬであろう。そも…