2024年9月、一泊二日で御嶽山へ初めて登った。奇しくも今年は御嶽山噴火から十年目の年だった。 2014年9月27日(土)午前11時52分、長野と岐阜の県境に位置する御嶽山頂(標高3,067m)は、噴火警戒レベル1であったにも関わらず、突如噴火した。休日かつ天候の良い日に起こった出来事であったため、死者・行方不明者は63名にのぼり、戦後最悪の火山災害として登山愛好家の間では語られる。 そんな今年、なぜ御嶽山に登ったかというと、「どんなお天気でも、山小屋でゆっくり過ごしてほしい」というコンセプトの小屋があると知ったからである。 夫の誕生月の9月に毎年、山小屋泊で登山へ出かけるのが恒例。しかし、今…