Paris(巴里)
フランスの首都。200万都市。
カエサルによるガリア遠征によって、セーヌ川の中ノ島、シテ島にあった砦ルテティアとして歴史に登場する。パリの名は、その地方に勢力を張っていたパリーシー族に由来する。
ローマ治下のガリアからゲルマン民族の大移動を経てフランク王国の一部となる。フランク王国の解体過程でデーン人の襲撃を受ける。これと戦ったパリ伯ウードが人気が高まり、やがてパリ伯ユーグ・カペーがフランス王となると、必然的にフランス王国の首都となった。
歴代王朝が集権化を強めていく過程でパリもまた王都としての繁栄を享受し、政治上のみならず経済・学問・文化の中心としても発展していく。
(つづく)