竹熊健太郎と相原コージによる共著。
原作・作画の完全な分業制になっていない(相原コージがアイディアを出したり、竹熊健太郎が一部の作画を担当したりしている)という、漫画としては珍しいタイプの作品でもある。
ギャグ漫画であると同時に、手塚治虫や石森章太郎が手がけた「まんが教室」というジャンルの体裁を取った作品だが、これは両者(特に竹熊氏)による漫画論の集大成でもある。
また、上質なパロディ漫画(そもそも基本プロットやメイン作画が名作劇画「野望の王国」のパロディである)・業界漫画・メタフィクション漫画などとして読む事も可能なこの作品は、多くの作品解釈を生み出し、それは今でも漫画業界に大きな影響を与え続けている。
「エロコメ」「串団子方式」「回転寿司方式」「イヤボーン」などの漫画用語を生み出した。
一発ギャグ「ちんぴょろすぽーん」や作品内連載漫画「とんち番長」、名セリフ「毒電波」なども有名。
愛称「サルまん」。
2006年には小学館より「21世紀愛蔵版」として二度目の復刊が決定。連載当時の担当編集であった江上英樹が編集長を務めている月刊IKKI関係のコミックスとして刊行、IKKI本誌にも愛蔵版に収録されている「サルでも描けるまんが教室21」の一部が巻頭カラーで掲載される。
愛蔵版の題字は平田弘史。48ページが新たに収録される。価格は上下巻ともに1600円。
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