平日の１１時半過ぎに到着。開店時チェックしていたお店だが、いつの間にか休業。１１月中旬に再開したと知って来店。お店の近くまで来ると外のＰＯＰのメニュー数が減っているのに気づく。まあいいかと思って入店。メニューを見ると食べてみたかったシーフードカレーはメニュー落ち、面白いと思ったパスタやチャーハンも無くなっていた。掲題のメニューをオーダー。この日は若い方のワンオペであった。

「マゼテタベテクダサイ」との言葉と共に出てきた一皿は、最近のスリランカ料理というか現地っぽくも見えるビジュアルで、チキンとマトンのカレー２種にスパイス系の総菜類がライス周りに配置されているビジュアルで、ライスの上にはカトレットとワカサギ（お店の方が言うにはイワシの一種）が載っており、おかずたっぷりというビジュアルである。
２種のカレーを食べてみると、チキンは肉本来の滋味感とホロホロ感があって、ターメリックやカレーリーフの味が効いて美味しい！マトンはチキンよりスパイシーさがあり、これも肉本来のミシッとした食感から旨みが出て、クローブやクミンと相俟って美味しい！
両方共現地的な味わいであるが、量が少なめである。他の総菜とのバランスなのかなとは思った。そして皿が冷たいこともあってカレーに温かみがない。本来これで食べる仕様なのかもしれないが、もう少し高い温度で食べたかった。
ライスはパスマティライスでそのまま食べてみると、香ばしさがあってあまりパサつきのない食感で美味しい！ライスの量は標準的だが、２種のカレーと多種の総菜でこの位で充分だと思った。
総菜はライス周りは上から、ゴーヤとトマトに紫タマネギのスパイスマリネ、ダール、大根のスパイス煮物。ライスの上には、ナスと小魚の炒めモノ・イワシ？・カトレット。スリランカカレーにしては魚が複数入っているのが面白い。
マリネは酸味にスパイスとビネガーが効いて美味しい。ダールはまあ定番の味と食感。大根の煮物は温かく、スパイスと大根特有の青臭さが消えていて美味しい！炒めモノは小魚がアクセントであるが、これだけが塩分が強い。イワシは揚げたてで、凝縮感の旨さがあって美味しい。味はサッパリとしているので、淡水魚ではないかと思うが。カトレットはジャガイモと魚を丸くして揚げた仕様で、予想通りの味わいであった。
後半辛味をコール。かけて食べてみると、最初は少し辛い程度だが、後半に唐辛子の辛さが見えてくる味わい。多めにかけると、この一皿の味が全体的に開いた。
最後に全部を混ぜて美味しく完食した。

地元色の強いスリランカカレーで、今回シーフードカレーが無かったのは残念であったが、このカレーライスも興味深い美味しさであった。総菜に魚が複数あったのが面白く、大根もしっかり調理されているのが素晴らしいと思った。ナスも強い塩分が全て混ぜることで美味しさが見えていた。カレーについては美味しいものの量が少なく、さらに皿の冷たさが味に影響したのがとても惜しい。次回こそシーフードカレーで・・・無理かなあ。