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図書館サービス

シンガポール国立図書館庁(NLB)、設立30周年記念祭典を開催:延滞料免除や宅配サービス無料の取組を発表

2025年9月6日、シンガポール国立図書館庁(NLB)が、設立30周年記念祭典を開催したと発表しました。30周年記念のメインイベントとされる同祭典では、図書館利用を促進するため、2025年9月6日より前に発生した延滞料について、1回分が免除されると発表されました。延滞料が発生していない利用者については、12月31日までの間に宅配サービス“Borrow-n-Deliver”を1回分無料で利用できるとしています(先着順)。また、2025年までの図書館サービス構想“Librarie...

【イベント】第53回高知県図書館大会(10/6・高知県、オンライン)

2025年10月6日、高知県図書館協会が主催する、第53回高知県図書館大会が、オーテピア(高知市)への会場参集及びオンラインで開催されます。今大会では、「図書館のサインを考える」と題し、図書館のサインから利用者サービスの向上を考える機会とするとしています。参加費は無料で、事前に申込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。・新館紹介 佐川町立図書館さくと 青木美珠氏(佐川町立図書館さくと 館長)・講演①「利用者と棚とをつなぐ サインをもっと自由につくる」 中川卓美氏(元愛...

E2819 – 砂防図書館と砂防(SABO)に関する取り組み

カレントアウェアネス-ENo.508 2025.09.04E2819砂防図書館と砂防(SABO)に関する取り組み砂防図書館・松本美善(まつもとみさ)砂防図書館は、東京都千代田区平河町にある砂防に特化した専門図書館である。最寄りの永田町駅から徒歩2分とアクセスは抜群だが、「砂防(SABO)」という言葉が一般に馴染みがないように知る人は少ないニッチな図書館である。●砂防(SABO)について「砂防」という言葉は、文字通り「砂」を「防ぐ」ことであり、一般には1871年の明治政府による...

E2820 – FAL:フランスにおける読書しやすい空間づくり

カレントアウェアネス-ENo.508 2025.09.04E2820FAL:フランスにおける読書しやすい空間づくり 国立国会図書館関西館収集整理課・國分文音(こくぶあやね)●はじめにフランスでFALという取組が広まっている。FALとはフランス語で「読みやすい」の意味を持つ“Facile à lire”の略記であり、適切な本を選定し、利用のための場を提供することで、読書に困難を感じている人々が本に親しめるよう支援することを目的としている。北欧とカナダの図書館で“easy to ...

米国公共図書館協会(PLA)、公共図書館の職員に関する調査レポートの2024年版を公開

2025年8月27日、米国公共図書館協会(PLA)が公共図書館の職員に関する調査レポートの2024年版“2024 Public Library Staff Survey”をウェブサイト上で公開しました。同調査は、米国における公共図書館職員の待遇や役割、人種等の属性、多様な背景や能力を持つ職員等にとって居心地の良い環境づくりに向けた目標や活動等を明らかにすることを目的として、2024年秋に実施され、1,478の公共図書館から回答を得たとあります。報告書では、2021年に実施され...

日本図書館協会(JLA)認知症バリアフリー図書館特別検討チーム、2025年度の図書館の認知症に関する取組事例を募集中

2025年10月31日まで、日本図書館協会(JLA)の認知症バリアフリー図書館特別検討チームが、図書館における認知症への取組事例を募集しています。9月21日の「認知症の日(世界アルツハイマーデー)」と9月の「認知症月間(世界アルツハイマー月間)」に関する各館におけるイベントの情報と日頃の取組について募集するものです。同チームのウェブページに掲載されている「事例報告提出シート」に記入の上、同チームのメールアドレス宛てに送るよう求めています。なお、今年度は関連情報として、「認知症...

EveryLibrary Institute、メロン財団から60万ドルの助成金を獲得

2025年8月25日、図書館や学術機関等の発展と支援に従事する米国の非営利組織EveryLibrary Instituteは、米国のアンドリュー・W・メロン財団から60万ドルの助成金を獲得したと発表しました。助成金は、あらゆる種類の図書館の支援、図書館における読書促進、図書館資金の確保、図書館の専門家及び職員の支援を行うための、EveryLibrary Instituteの全国的な取組の強化・拡大に用いるとしています。Mellon Foundation Awards Ever...

Public Libraries New Zealand、ニュージーランドの公共図書館が利用者にもたらす影響等に関する調査レポートを公開

2025年7月29日、ニュージーランドの公共図書館の管理職者等から成る団体Public Libraries New Zealand(PLNZ)が、公共図書館が利用者にもたらす影響等に関する調査レポート“Community Impact Report 2024”をウェブサイト上で公開しました。同調査は2024年11月に実施され、同国の公共図書館を利用する8,648人が回答したとあります。レポートでは、図書館の利用状況のほか、図書館が利用者にもたらす影響について社会・経済・文化・...

E2811 – 愛知県図書館の「PDFダウンロードサービス」について

カレントアウェアネス-ENo.506 2025.07.31E2811愛知県図書館の「PDFダウンロードサービス」について愛知芸術文化センター愛知県図書館・川島仁子(かわしまひとこ)愛知県図書館では、2025年5月15日より、利用者がオンラインで複写を申し込み、PDFファイルにより複写物を受け取ることができる「PDFダウンロードサービス」(以下「本サービス」)を開始した。本稿では、その概要と開始までの準備、及び現状について述べる。●サービスの概要2021年の著作権法(以下「法」...

E2810 – 筑波大学附属図書館ボランティアの30年

カレントアウェアネス-ENo.506 2025.07.31E2810 筑波大学附属図書館ボランティアの30年 筑波大学学術情報部アカデミックサポート課・高島恵美子(たかしまえみこ)筑波大学附属図書館は1995年に地域住民による図書館ボランティアを発足させ、2025年で30周年を迎えた。これを記念して、2025年6月2日に記念式典等を開催し、併せて記念誌『筑波大学附属図書館ボランティアの30年―これまで そして これから先へ―』の発行、ボランティア活動の成果を紹介する展示等の記...