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E2688 – 第48回ISSNセンター長会議<報告>

カレントアウェアネス-E No.477 2024.04.11 E2688 第48回ISSNセンター長会議<報告> 収集書誌部逐次刊行物・特別資料課・水戸部由美(みとべゆみ)、柳澤健太郎(やなぎさわけんたろう) 2023年10月23日から26日まで、第48回国際標準逐次刊行物番号(ISSN)センター長会議(以下「センター長会議」;E2587参照)が、ベルギー・ブリュッセル及びオンラインのハイブリッド形式で開催された。会議会場では、ベケ(Gaëlle Béque...

米・バード大学ガガーリン・センター、PEN Americaと連携し“Russian Independent Media Archive(RIMA)”を設立

2023年4月10日、米国・バード大学ガガーリン・センターが、PEN Americaと連携し、“Russian Independent Media Archive(RIMA)”を設立したことを発表しました。 発表によると、RINAは、ロシアの独立系報道機関が過去20年間に制作したジャーナリズムのデジタルアーカイブであり、ロシアの独立系メディアの閉鎖、記者・編集者の亡命などにより、消滅の危機に瀕している歴史的記録を保存するためのものであるとしています。最終的には2000...

米・フリーダムハウス、インターネットの自由度を国ごとに評価した年次報告書“Freedom on the Net 2022”を公開:世界のインターネットの自由度が12年連続で低下

2022年10月18日、米国の無党派の非営利団体フリーダムハウス(FreedomHouse)が、インターネットの自由度を国ごとに評価した年次報告書“Freedom on the Net 2022”を公開しました。 報告書は、世界のインターネットユーザーの89%を占める70か国におけるインターネットの自由度を評価するもので、2021年6月から2022年5月までの動向を対象としています。アクセスに対する障害、コンテンツの制限、ユーザーの権利の侵害に関わる21の指標を用いて、...

Internet Archive、テレビニュースの視覚的検索のためのツール“Television News Visual Explorer”を公開

2022年6月2日、Internet Archiveが、テレビニュースの視覚的検索のためのツール“Television News Visual Explorer”の公開を発表しました。 発表の中では、Internet Archiveの“Television News Archive”では、950万件のニュース番組660万時間分のデータを保存しているものの、ジャーナリストや研究者が数か月・数日の規模での理解等を行える、研究向け検索用インターフェイスは存在していなかったと指...

E2483 – ロシアによるウクライナ侵攻に関連する図書館・博物館の状況

この記事では,2022年2月24日のロシア軍によるウクライナへの侵攻開始から4月4日までの,図書館・博物館に関連した動向を概括する。なお,事態は流動的であり,本記事の公開時点で状況が変わっている可能性も十分にあることを留意願いたい。また,記事中,ウクライナの地名はウクライナ語の発音に基づいた表記とした。

ウクライナ・デジタル転換省、ロシアによる侵攻を記録するNFTアートのオンライン博物館“META HISTORY: Museum of War”を開設

2022年3月25日、ウクライナのデジタル転換省(Ministry of Digital Transformation)が、ロシアによる侵攻を記録するNFTアートのオンライン博物館“META HISTORY: Museum of War”を開設したと発表されました。 侵攻の開始以降ウクライナ人が経験した軍事的出来事を記録した作品が閲覧可能であり、全ての作品はNFTが付与された電子フォーマットで、誰でも購入が可能とあります。売り上げはウクライナへの人道支援に活用すると述べ...

ウクライナ関連書籍の無料公開の動き:英・Exact Editionsと出版者の連携

出版社向けにデジタルプラットフォームを提供している英・Exact Editionsがウクライナの歴史や文化に関する書籍を無料で閲覧できる電子書籍コレクション“#PublishersForUkraine”を公開していることを、3月10日付のブログ記事で紹介しました。公開期間は4月15日までです。 ウクライナの人々の支援として、更なる知識を求める人のために公開したと説明しています。 参加している出版者として、米・イェール大学出版局、英・エディンバラ大学出版局、Reak...

国際図書館連盟(IFLA)、ロシア会員への対応等を発表:会員の除名は行わず、ロシアで開催されるイベントへのIFLAの参加を停止

2022年3月21日、国際図書館連盟(IFLA)が、ウクライナの状況を踏まえた、ロシア会員への対応等を発表しました。 発表によると、3月18日に実施された運営理事会(Governing Board)の臨時ミーティングで、規約に定められた条件等を踏まえ、ロシアの会員をIFLAから除名しないと全会一致で決定されました。あわせて、状況が平和に解決するまで、ロシアで開催されるオンライン・オンサイトのイベントにIFLAは参加しないことが決定されました。 また、発表の中では、...

米国議会図書館(LC)、ウクライナに関連する同館の所蔵資料を紹介:ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて(記事紹介)

米国議会図書館(LC)が、2022年3月3日付けのブログで、同館が所蔵するウクライナに関する資料について紹介しています。 まず、ウクライナという名称が使われた最初期の地図(1648年)、19世紀の国民的英雄タラス・シェフチェンコの詩や著作、ウクライナ侵攻に関する米国議会調査局(CRS)の分析資料、また、ロシアの侵攻直前に収録された、LCジョン W. クルーゲセンターとカーネギー国際平和基金主催のセミナーについて、リンクを掲載しながら紹介しています。他にも、同館が所蔵する...

米・ペンシルバニア州立大学、ロシアによるウクライナ侵攻についてのLibrary Guideを提供

2022年3月11日、米国のペンシルバニア州立大学は、ペンシルバニア州立大学図書館がロシアのウクライナ侵攻についてのLibrary Guideを作成したことを発表しました。Library Guideは専門分野の図書館員によってキュレーションされています。 Library Guideには、文化、歴史、ニュース、地図、ウクライナの図書館・文化遺産等についてのリソースが含まれています。さらに、情報を共有前に検証する、ソーシャルメディア等で誤解を招くコンテンツを判別する、といっ...