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E2762 – 図書館の電子書籍貸出しに関するドイツ経済研究所の調査報告書

カレントアウェアネス-ENo.494 2025.01.16 E2762 図書館の電子書籍貸出しに関するドイツ経済研究所の調査報告書 関西館図書館協力課・筒井浩礼(つついひろのり)ドイツ経済研究所(DIW)は、2024年9月5日、調査報告書“Die wirtschaftlichen Auswirkungen des E-Lending in öffentlichen Bibliotheken auf den Publikumsmarkt”(公共図書館における電子書籍貸出しが市場...

授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)、「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」報告書を公表

2025年1月9日、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)が、「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」の報告書を公表しました。同調査は、授業目的公衆送信補償金制度について、海外各国の関連制度の具体的運用状況等を調査することで、今後の制度の在り方や運用、ライセンス等について検討するための基礎資料とすることを主な目的として実施されたものです。「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」報告書の公表...

ドイツにおける職業継続教育分野のランキングで図書館・情報専門家協会(BIB)が上位にランクイン

2024年11月25日付けで、ドイツの図書館専門誌“BUB:Forum Bibliothek und Information”のウェブサイトにおいて、図書館・情報専門家協会(Berufsverband Bibliothek Information e.V.:BIB)が、様々な業界の統計データ等を提供するStatista社のランキングにおいて、2024年のドイツにおける職業継続教育分野で18位にランクインしたことが紹介されています。BIBは、図書館・情報分野で毎年数多くのセミナ...

ドイツ国立図書館(DNB)、「戦略的コンパス(羅針盤)2035」及び「戦略的優先事項 2025-2027」を公表

2024年11月22日、ドイツ国立図書館(DNB)は、「戦略的コンパス(羅針盤)2035」(Strategischer Kompass 2035)を公表しました。同館の今後10年間の指針を示す文書で、2016年に策定されたものの後継に当たります。また、同文書を補完するもので、今後3年間の具体的な目標を示した「戦略的優先事項 2025-2027」(Strategische Prioritäten 2025-2027)も併せて公表しています。Strategie und Innov...

Bibliotheksdienst誌、ドイツの納本制度を特集

Bibliotheksdienst誌の58巻11号(2024年11月)が、ドイツの納本制度を特集しています。連邦レベルでのドイツ国立図書館のもののほか、ドイツ国内全16州の納本制度について概観しています。Volume 58 Issue 11 - Themenheft: Das Pflichtexemplar in Deutschland – Stand und Perspektive(De Gruyter Saur)

ドイツの図書館、出版社、著作者等によるラウンドテーブル、電子書籍貸出しの枠組みに関する共同文書を公表

2024年10月30日、ドイツ連邦政府文化メディア受託官(Die Beauftragte der Bundesregierung für Kultur und Medien)は、図書館、出版社、著作者等によるラウンドテーブルが公共図書館での電子書籍貸出しの枠組みに関する共同文書を公表したと報じました。ラウンドテーブルは同受託官が2022年に設置したものです。共同文書では、図書館における電子媒体資料へのアクセスを改善するよう勧告すること、著作者や出版者等への適切な補償の意義を認...

ドイツ図書館協会(DBV)、『図書館2024』を公開

2024年10月16日、ドイツ図書館協会(DBV)は『図書館2024』(Bibliotheken 2024)を公開したことを同館ウェブサイトで報じました。ドイツの図書館が直面している課題に対する同協会の考えを著わした11ページの小冊子で、英語版も併せて公開されています。DBV※2024年10月16日付けのActuellesに“Publikation "Bibliotheken 2024" erschienen”とあります。Finanzkrise der kommunalen ...

独・DEALコンソーシアム、研究者に対してCC BYライセンスの採用を促すキャンペーン“OPEN ACCESS MEANS CC BY”を開始

2024年10月17日、ドイツの研究機関等によるコンソーシアムであるDEALコンソーシアムが、研究者に対してクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY)の採用を促すキャンペーン“OPEN ACCESS MEANS CC BY”を開始しました。オープンアクセス(OA)出版物に対してCC BYを付与するよう、研究者の意識を高めることを目的としたキャンペーンで、特に営利目的での利用を禁じるライセンス種別(CC BY-NC、CC BY-NC-ND等)の普及率を下げることに重点を...

ドイツ・バイエルン州立図書館、ポジションペーパー「デジタルトランスフォーメーション以降」を公表

2024年5月、ドイツ・バイエルン州立図書館(Bayerische Staatsbibliothek:BSB)はポジションペーパー“Nach der digitalin Transformation”(デジタルトランスフォーメーション以降)を公表しました。「コレクションとして」、「記憶装置として」、「学術図書館として」、「バイエルン州の中央図書館として」といった章立てで、デジタル化が当たり前となった時代における同館の戦略的な方針が示されています。Positionsbestim...

ドイツ・ライプツィヒ市の図書館でモーツァルトの未発表作品が発見される

2024年9月19日、ライプツィヒ市立図書館(Leipziger Städtischen Bibliotheken)の音楽図書館でモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の未発表作品が発見されたことが、同市のウェブサイト上で発表されています。発表によると、今回発見されたのは同館が所蔵するCarl Ferdinand Beckerコレクション内の“Serenate ex C”と題された作品で、モーツァルトの初期のものとされるとあります。モーツァルト作品に関...