CoderDojo西那須野などなど

CoderDojo西那須野に関する情報発信をします。オーナーはチャンピオンの中内章一(id:mame_n)です。

第三十六回CoderDojo西那須野

先週1月19日は2025年の稽古始め、いや稽古という感じではないですが、今年の初開催(第三十六回)でした。12月に初参加したニンジャがマイクラ初挑戦をして、鉄ブロックの家を作りました。ほんとに初マイクラだったので、キーボードでの操作方法を教えてもらっているのが初々しく感じられました。また別のニンジャは今月もScratchの魔改造してました。私は人のコードを読むのがあまり好きじゃないので、読んで改造するのを見ていると自分も精進が必要だと思わされましたし、いつかは自分の魔改造を自慢してやりたいと思いました。たぶん無理だろうけど。また公民館ワークショップでのアイテムBOB2の試走をしました。そして、なんといってもメンターが電車の車掌コスプレを披露! 妙にハマっているのがすげー。

youtube.com


今月から活動開始前に「やりたいこと、やろうとしていること」を「ふきだしくん」に書いてもらうようにしました。ふきだしくんとはTFabWorksが提供しているWebサービスで、「子どもたちの声を一斉に可視化できるオンラインツールです」とのこと。まさにビンゴなツールです。作成した日の翌朝4時に自動消滅してくれるので、比較的安心して子供達に書いてもらえるし、パステルカラーな色調も良い感じなツールです。みんなにはなるべく具体的な記述をお願いしました。最後の発表でふきだしくんを見つつ話してもらったので、ちょっとしたふりかえり的な要素が入れられたかと思いました。しばらく使って、効果を上げていきたいです。
次回は、「くるる」での出張版を2月8日、レギュラー開催を2月16日に予定しています。出張版は、いつか使いたいと思っていた施設、「まちなか交流センター「くるる」」での開催です。使う部屋が工作室なので、ものづくりな感じを強くしたいと考えています。ぜひ、ご参加ください。

coder-dojo-nishinasuno.connpass.com

 

zenn.dev

kururunasushiobara.wixsite.com

第三十五回CoderDojo西那須野

はてなブログへの投稿は第三十一回以来になります。その間、イベントやワークショップで忙しく、なかなか落ち着いて書けませんでした。

さて第三十五回ですが、12月22日に開催しました。いつもよりも人数が少なめだったので少し寂しい感じもしましたが、それでもみんながワイワイ、ガヤガヤと寂しいドージョーではなかったです。発表の時もきちんとお話ししてくれました。

初めて参加してくれたニンジャはScratchに詳しく、少しのアドバイスで色々と作ってくれました。また年中さんニンジャはマイクラ建築をどんどんすすめていて、様々なギミック入りの家など、見ているだけでも楽しい作品になっていました。中学生ニンジャはUnityを試していましたが、次の一歩が難しい感じでした。チュートリアルを一緒にできるといいのかなぁ、と思いました。また別の小学生ニンジャは、Scratchで他の人の作品(どう見てもアンダーテイルな作品)の敵のレベルを上げる改造をしてくれました。決して小さい作品ではないのに、よくそのパラメータを見つけたな、と感心です。

今回も様々な活動を見ることができました。

次回は1月19日(日)に南公民館開催です。

お知らせですが、2月8日に拡張版として「那須塩原市まちなか交流センター「くるる」」で開催をします。ちょっとしたアイテムとして3Dプリンタを披露する予定です。すごい楽しみです。

写真提供: 高井さん、ありがとうございました。

 

今年もイベントに参加(出展)してきたよ

CoderDojoの活動には様々な形があると思うのですが、CoderDojo西那須野では毎月一回開催しているドージョーの他に、地域のイベントに参加することがあります。「子どものためのプログラミング」ではありますが、道場というよりは楽しく体験することに重きを置いています。

ここではCoderDojoの2024年アドベントカレンダーの16日目として、今年のイベント参加(出展)について簡単にまとめたいと思います。

2023年にCoderDojo西那須野が置かれている栃木県那須塩原市が主催するイベント、「なすしおばら まなび博覧会」にSTEAM教育コーナーの1つとして、プログラミングでの出展オファーを受けました。出展形式はお任せされたので、ワークショップ形式にすることも考えたのですが、そのイベントが学校の文化祭に近いこども向けのイベントなことから、より短時間で体験できるコーナーにしようと考えたのが、ちょっと立ち寄ってプログラミングする「立ちプロ」でした。ビジュアルプログラミング言語ビスケットのビスケットランド機能を使い、テーマに沿った作品を作ってもらい、ランドでみんなに見てもらうというものです。初めての子供達はビスケットファシリテータを持つメンターがチュートリアルを教えていきますが、慣れている子にはどんどん作品を作ってもらいます。そしてランドでみんなと共有しますが、他の作品を見るとどうしても二作目三作目を作りたくなる子も少なくなく、座ってじっくりと作品作りに集中できるエリアも用意してあります。

今年もこの立ちプロで、いわゆるデカドージョーだった「やぶきプログラミングフェス with DecaDojo」、「なすしおばら まなび博2024」、「DIYデジガジェであそぼ2」、「CoderDojo古河 春の祭典」に参加しました。中心は西那須野のメンターの皆さんですが、まなび博ではボランティア中学生の協力があったり、常連ニンジャの参加があったりと、イベント出展らしいワイワイ感満載でした。

立ちプロのいいところは、短時間でプログラミング体験ができるところです。もちろんこれはプログラミングを十分に体験できているわけではないです。ただ自分の書いた絵がコントロールできることを体験することで、次にビスケットに出会う時に「楽しかったのあのビスケット」というプラスの気持ちで向き合えると思っています。また一人でも多くの子供達、そして大人達が体験できることがとても大事ですし、それはCoderDojoの趣旨と同じ方向だと考えています。

2025年もCoderDojo西那須野のメンター達と市内のイベントで立ちプロをして、プログラミングの楽しさを体験できるようにしていくつもりです。





第三十一回CoderDojo西那須野

の日も新しく来てくれたニンジャが二組いて、賑やかなドージョーになりました。

イクラをやってたいがそれほど詳しくないというニンジャはマルチに入ってもらい、色々と教えてもらいながら建築をしてくれました。また分解チームは温度計の分解にチャレンジ。抵抗やコンデンサに種類があることを発表してくれました。いつものレゴストームもありましたが、この日は珍しく未就学児の参加がなくて、やる人がいなかったのが残念です。(いつもありがとうございます) 中学生ニンジャが自作のUnity作品を披露してくれました。C#のコード力もあるので作品も多彩になると思います。ぜひ、CoderDojo古河に一緒にいければなと思いました。また、DIYデジガジェでお知り合いになった石橋さんが参加してくれたり、ラズパイ同好会(#torpc)で知り合った田名網さんが今回も参加してくれたりと繋がりを実感できたのも嬉しかったです。メンターも含めて大人が楽しめる仕組みも増やしたいと思いました。

次回は9月15日です。いつもよりの1週前倒しなのは、Makerfair Tokyoが開催されるからです。ドージョーで楽しんで、翌週はMFTと豪華な2週間なので、ご都合の良い方はドージョーにご参加ください。

makezine.jp

 

coder-dojo-nishinasuno.connpass.com

 

 

第二十七回CoderDojo西那須野

先日、ドジョーを開催している公民館に出向いたところ、公民館職員の方から「賑やかですね」と言われ、ニンジャだけでなくメンターさんも増えてくれたんだなと実感した。ドージョー中もそうだけど、発表の時に吾先にと積極的に手をあげてくれているニンジャの姿がとても嬉しかった。

 

イクラ

未就学児にはテーマを設定せずにマイクラ建築に没頭してもらっている。ワールドを共有したり小学生に教えてもらったりするが、基本的には個人作業が多い。小学生も同様に個人作業が多いのだが、レッドストーン回路や凝った建築で実力を見せる子もいて頼もしく感じる。



micro:bit行燈が再発明された。

そんな中でmicro:bitに熱中しているニンジャがサークル型のLEDボードを持参し、光らせることをやっていた。この分野に強いメンターもいるのでサポートをしてくれたが、LEDボードにペットボトルを乗せる「ペットボトル行燈」を発明してくれた。これは既に発明されているものではあるけど、自分で思いついたことだから、私は大切にしたいという気持ちがあって、「すごいね!」を連発してしまった。

 

PC分解ワークショップ

6月のデカドージョー*1の予行演習として、CoderDojo古河のPC分解ワークショップをやってもらった。6年生のニンジャが果敢そして丁寧に「分解」していた。このワークショップ、その名の通り元に戻すことを前提にしているので物理的破壊は行わない。丁寧にネジを外していって中を見ていく。メンターによると女の子が夢中になりやすいとのこと。なんでなんだろうね。この日のニンジャも女の子だった。

テーマ設定

4年生の頃からScratch作品を作っている6年生ニンジャにライフゲーム作成を提案した。ちょっとハードル高いかとも思ったが、以前から何か1つのテーマで作品を作って欲しいと思っていたので、プログラマーメンターにサポートをお願いして製作してもらった。生死の状態を入れる配列を作り、その配列通りにブロックを置く部分を作り始めた。わからない部分が多いようだけど、次回以降が楽しみ。

粗い

珍しくチャンピオンがmicro:bitをマイクラに接続するデモを行ったのだが、出来がとても悪く、ほとんどデモにならなかった。チャンピオンにはもう少し詰めた作品を作ってもらいたいものだ。。。。。

 

次回は6月16日と、今年も半分が過ぎるが、ドージョーは楽しく賑やかに活動を続けたい。

 

 

 

 

*1:この記事がアップロードされた時は開催済みのイベントになっている。別記事を参照してほしい。

第二十六回CoderDojo西那須野

4月に入り、みんなの学年も1つ上がっての初のDojo。一ヶ月前に会っているからそんなに変化はないはずだけど、この日はなぜかみんなが急に大きくなったように感じられた。

参加してくれたニンジャは12名とかなり賑やかなDojoになった。マイクラmicro:bitで、小さいニンジャはマイクラで建築だった。相変わらず統合版とJava版にわかれてしまい、共通ワールドで楽しむにはり方を決めないとならないし、またできないニンジャのサポート無しには難しい。本当ならPCも貸し出せればいいのだろうが、これもこれで難しい問題が絡んでくる。この人数だと運営自体も多少の見直しがいいのだろう。

イクラ建築は、本からある程度テーマを決めて作ってくれるので、小さいニンジャでも相応の作品ができてくる。小学校前でもレッドストーンを駆使して扉開閉をやってみたり、別な子は高さのある建築物を完成させたり、内容が洗練されていっている。またテクニックを持っているニンジャは、音ブロックで自動演奏するしてくれたり、目を見張る作品を作っていた。

Dojoを開催している公民館の部屋は、大広間という名の小さいステージ付きの小型の小学校体育館のような部屋なので、ニンジャ10人越えでも広さに余裕がある。micro:bitに興味のあるニンジャがMicro Macqueen似のガジェットでライントレースに挑戦していたが、トレースラインの大きめの紙も余裕で広げられていた。せっかく広いスペースがあるのだから、ライントレース以外にももっと楽しめるものを準備しておきたいと感じた。

それと、春の祭典で教えてもらったUSB-CをHDMI、PDに分配してくれるコネクターを購入、使用してみた。iPadのバッテリーを気にしなくて済むのはほんと楽。ここに次回は、無線HDMIが接続される予定。楽しみ楽しみ。ご紹介、購入の手続き等々、お世話になり感謝しております。そして休憩時間にはニンジャ親御さんからの差し入れもあり、美味しく楽しく活動できた会だった。

 





CoderDojo古河の「春の祭典」(注1)に出展(?!)

注1:

公式なイベント名があるわけではないので、私が勝手に「春の祭典」と命名してみた。特に深い意味があるわけではなく、音楽と結びついているわけではない。単なる思いつきに過ぎない。

満開のさくら

今年は特に東京近郊で桜の開花が遅れたそうで、上野公園では開花前の桜の木の下で花見というか、飲み会をしている姿がテレビで放送されていて、なんとも風情ある映像だな(!?)と感心していた。日本人なら、後日満開の桜を楽しめた人も多かっただろうが、海外から来た人には、天災と言えるくらいに大きなダメージだったかもしれない。

CoderDojo古河

CoderDojo古河の4月のレギュラー会にあわせてミニイベントを行うと聞き、メンターとして参加してきた。桜の開花が遅くなってくれたおかげで、4月6日にもかかわらず、ちょうど満開だった。天気は曇りだったが、ここまで見事な桜が楽しめたのはほんとうにラッキーだった。そしてイベントには「立ちプロ」*1で参加した。

直前の思いつき

またいつものように直前になってやりたいことを思いついてしまった。

古河から「立ちプロ」をお願いされたので、デジポケからタブレットをレンタルした。その少し前にデジポケから、レンタルできるタブレットセットが新しいViscuitに更新されたとの通知を受け、これは良いタイミングだと思い、その新しいセットをレンタルした。

「立ちプロ」は子供たちや大人たちに気軽にプログラミングを体験してもらえるアイテムだ。ただ今回は50人以上の参加が見込まれるわけではないため、参加者には少しじっくりと作品を作ってもらい、作り方や工夫を共有できるようにしたいと考えてた。しかし直前まで良い案が浮かばず、以前と同じ形で進めるしかないか、と思っていた。

しかし、前日になって桜の満開の報せを受け、桜の木の下でプログラミングできたらいいなぁ、だったら外で立ちプロすればいいんじゃないか、と思いついてしまった。しかもその日はCoderDojo古河の60インチ大型タブレット*2を返す予定だったので、桜の木の根元におけば満開の桜とViscuitがコラボできる。そこでさりげなく古河の関係者にメッセージを送ったところ、「いいんじゃないですか!」という肯定的な返答をいただけた。よしこれでいこう、と決めた。

設置した。。。ところが、、、

当日の朝9時過ぎに現地に到着し、早速設営を始めた。ブルーシートといつものキャンプ用銀マットを一番大きな桜の木の下に敷き、タブレットを幹に立てかけた。いやー、いい感じ。そしてワークショップ「立ちプロ」春の祭典版を開始した。ランドのテーマはもちろん「桜」

ところが始めてすぐに雨が降り始めてしまい、メンターさんが持っていたタープを立てることに。残念ながらタープの中からは桜が見えない。しかも気温が低く、風も吹いて来た。子供達は作品作りに夢中になってくれたけど、ちょっと修行のような雰囲気になってしまった。

作品とふりかえりと

新しいタブレットを使った初めての試みでいくつかトラブルが発生した。しかし、Dojoのメンターさんのおかげでその場で問題を解決することができ本当に助かった。ネットワークについても、ポケットWifiの弱さに悩まされた。もっと事前に確認できたことがあったと反省した。

それでもViscuitランドは旧タブレットと同じように安定してうごいてくれたため、参加してくれた子供達は楽しめたのではないかと思う。9歳の子は絵が上手く、細かい絵を使った作品をいくつも作ってくれた。5歳の子はViscutを初めて使ったにもかかわらず、基本操作を覚えてくれ、3色のピクミンを動かしてくれた。短い時間だったけど充実した作品作りができたと思う。

やってみて

ベタな話になるが、この日のアイデアアランケイの小論文の挿絵をモチーフにしており、いつか試してみたかったものだ。ただし、日本では屋外が快適になる季節がほとんどない。ヨーロッパ西方や米国の西海岸のようにはなりにくい。5月も後半になると梅雨に入り、梅雨が明けると滴る汗でタブレットが故障するかもしれない。この桜の季節が過ぎれば次は9月後半に良い季節がくるので、何か企画できればと思っている。ぜひ実現させたい。

今回はパイロット的になってしまったが、このような機会を提供してくれたCoderDojo古河と、良い条件でない中で強力にサポートしてくれたメンターのみなさんに感謝したい。

*1:「なしお博2023に参加」も参照してほしい

*2:正確なサイズは不明だが、タブレットとしては破格のサイズ!