映画化もされた『テラスハウス』(フジテレビ系)のファンという方も多いのでは?湘南のステキな一軒家で繰り広げられる男女の恋愛模様とオシャレなライフスタイルが人気を集めましたよね。
「実際、シェアハウスで恋って生まれるの?」「住んでみたいけど、30代でシェアハウスはキツい?」なんて思っている方にオススメしたいのが、隣人交流型マンションとも言うべき「ソーシャルアパートメント(SA)。
自分の時間や空間は確保しつつも、共用スペースで住人との交流を楽しめるスタイルが話題になっています。
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住人同士はもちろん、それぞれが友人を呼んでパーティーを開催することも多く、出会いの場としても要注目。今回は、SA内での恋愛事情について探ってみました!
シェアハウスとSAとの違いは?
まずはシェアハウスとソーシャルアパートメントの違いを解説しましょう。
少人数で暮らすシェアハウスに比べて、SAは数十人が住む大規模な施設。ラウンジと呼ばれる共用スペースでコミュニケーションを楽しみつつも、1人1人個室があるので、プライベートはしっかり守られています。
バスやトイレ、キッチンは基本的に共同(建物によっては各部屋についている場合も)ですが、業者が掃除してくれるため、常に清潔。
なお、シェアハウス=家賃が安いと思われがちですが、SAは設備が豪華だったり、1人暮らしでは体験できない「+α」を求めて住む人が多いからか、比較的高めの所が多いようです。
SAでの恋愛事情
そんなソーシャルアパートメントでの恋愛事情ってぶっちゃけどうなの?ということで、SAで出会った人とお付き合いしているアラサー女性Sさんにお話を聞いてみました。
年上の彼とSAで知り合ったSさん。先日、一緒に退去し、アパートでの同棲生活をスタートしたそうです。
まず、SAでの恋愛の最大の魅力とは?
Sさん:「会おうと思えばいつでも会えるから便利。でも、同棲ほど相手の行動が逐一わかるわけではないので、気楽です。1人暮らしと同棲のいいとこ取りって感じ」
数十人もの人が暮らす物件には当然女性も大勢います。彼氏がほかの子と話していたらやきもきしそうですが……。
Sさん:「たぶん、彼氏が知らない子と話してたら気になるんでしょうけど、ほぼ100%私もよく知ってる相手なので、不安にはなりませんでした」
なるほど。では、あえてデメリットを挙げるとしたら?
Sさん:「食事は共用スペースでとるので、2人っきりでラブラブ……という雰囲気を作りづらいことかな」
確かに「あーん」とかはできなそう。
ちなみに、2人の仲は退去のときに全員に知れ渡ったそうです。というか、それまでは全く誰にも知られなかったとのこと。
Sさん:「気付いている人もいたのかもしれませんが、そもそも異性との距離が縮まりやすい場所だし、みんな仲がいいから、怪しまれなかったです」
いつも一緒にいても、意外とバレないものなんですね。
最後にSさんが重大な事実を教えてくれました!
SAで恋を成功させる秘訣は?
Sさん:「『SAに住んでいる』って言うと、よく『カップルばかりなんでしょ?』って聞かれるのですが、恋愛に発展する確率は、そこまで高くないかも。仲良くなりすぎちゃって家族に近いからかな?」
そうなんです。ほかの住人にもお話を聞いたのですが、想像していたほど、恋に発展するケースは多くはないようで。
「家に帰ると話を聞いてくれる異性がいるから、恋人を作る必要がなくなった」なんて声も飛び出したほど。それだけ人間関係が充実しているということなのでしょうが……。
とはいえ、そんな環境でもみごと恋人を作ったSさんに、SAでの恋愛を成功させる秘訣を聞くと……
Sさん:「気になる人がいたら最初から意識したほうがいいですね。ある程度の期間、一緒に住んでから恋人に発展…というのは難しそうなので」
結局、出会いを恋愛に発展させるかどうかは自分次第ってことなのかも。
前述した通り、SAでは住人主催のパーティーも多いし、趣味のイベントなども充実しているので、恋のチャンスは少なくありません。恋愛に限定せず、新しい出会いがほしい人にとって魅力的な環境なのは間違いなさそうです。
(文=森鷹ユキ)
(※2015年4月21日 11:45 公開記事)