メールって顔が見えないから、送った相手がどんなふうに考えているのか意図が伝わりにくいですよね。アメリカで行われた社会心理学の調査によると、人は受信したメールの意味合いを90%ぐらいは正しく解釈していると思っているけれど、実際には送信者が考えたことの50%程度しか理解できていないそうです。
例えばの話、「いいよ」という言葉には「OK」と「NO」の2つの意味があるので、一瞬どっちだろう? と迷ってしまうこととかありますよね。
また、相手の表情や声のニュアンスがわかれば何ていうことのない言葉でも、文字を見ただけだときつく感じられることも。
「あり得ない」「ひどいね」なんて書いてある場合、ジョークで言っているのか、本気で否定しているのか、判断しづらいこともあるでしょう。
だからこそ、文章だけでは伝えられない感情を表わすために、絵文字や顔文字、(笑)(涙)などが生まれたのかもしれません。が、大人女子たるもの、そこまで親しくない人に顔文字を連発するのはちょっと気が引けるのではないでしょうか。
特にメールのやりとりを始めたばかりの相手には、どんなメッセージを送ればいいか気を遣いますよね。そして、相手からのメールも「どういう意味だろう」「本当はどう思ってるの?」とやきもきしてしまうことも多いんじゃないかと思います。
恋愛科学研究所の所長・荒牧佳代さんが監修する占いサイト「究極の恋愛科学」では、メールでの会話から読み取れる相手の深層心理を紹介しています。例えば気になる男性を「軽くデートに誘う」場合、彼からの返信はこんなふうに解釈できるそうです。
■あなたが送ったメール
「今度ヒマなときにご飯でも食べに行きましょうね!」
■彼からの回答
【1】返答なし
この場合、大きく3つのパターンに分けられます。
A.まったく関心がない場合。あえてかわしているので何度誘っても同じ結果でしょう。
B.自分からアプローチするほどでもない場合。何度か誘えばよい返事が来ることも。
C.本命がいて思い通りに動けない場合。がんばってもセカンド止まりかもしれません。
【2】「いいよ、行こう行こう」(Yesだが具体的な話はなし)
軽いノリでYesと言うものの、具体的な提案がない場合は社交辞令の可能性があります。このような場合「いつにする?」と具体的な話になった途端にリアクションが鈍くなります。
【3】「いいよ、良い店あるんだ」(Yesで具体的な提案あり)
具体的に提案するのは積極的にあなたとデートしたい気持ちの表れです。さらに「何が食べたい?」と聞かれた場合は「君が望むものを与えるよ」という意味でより好感触になります。ただ、安く済まそうとしている様子がある場合は要注意です。
【4】「今週末ならいいよ」(スケジュールの提示)
予定を明かすのは「自分の自由時間をあなたのために空けますよ」ということ。逆に「ちょっとまだわからない」などと忙しさを強調して予定をあいまいにするのは、気が変わった場合や他のことへの保険をかけているので、優先順位は低いかもしれません。
これ、ただのお誘いメールと見せかけて、実は脈アリ度をはかるリトマス紙だったんですね!?
本当は直接彼に気持ちを聞くのが一番なのかもしれませんが、はっきりフラれたときのダメージを考えると、つい尻込みしてしまうもの。
うまくメールを活用して、彼の気持ちを確かめてみてはいかがでしょうか。
(文=Kawauso)
(※2012年11月30日 09:00 公開記事)
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