障害の多い恋というのはいろいろありますが、その中でも厄介なものの一つが「昔の恋人を忘れられない人」に恋をしてしまった、というケース。
完全に拒絶されるならまだしも、ですよ。
お相手も過去を断ち切りたいと思っているのか「誘えば断らない」思わせぶりな態度、いい感じの距離感を保ちながらもどこかもの憂げだったり、ここぞ!の押しに無反応…などと、もどかしい思いを強いられてしまったり。
元恋人を忘れられない人に恋をしたら?
落ちそうで落ちない、昔のパートナーを忘れられない異性に好きになってもらう方法はあるのでしょうか?
世代別に意見を聞いてみました!
20代は押して押しまくる?
・「その人を超える」(男性)
・「忘れてもらえるくらい全力でアピールする」(女性)
・「別れた原因を払拭できるだけの材料と誠意があれば」(女性)
全体的に「待つべし」という意見が多い中、目立ったのは20代の男女のこうした押しの強い意見。
「自分が相手に合わせて変わるべき」というような意思が感じられました。これが若さなのね?
30代はじっくり腰を据えて
・「元カレを忘れて気持ちを切り替えるきっかけを与える」(男性)
・「これから自分のことを少しづつ好きになってもらって、いつか前の方を超えられればいい、という気持ちで臨む」(女性)
・「自分との新しい思い出をたくさん作って、彼の中で昔のパートナーが占める割合を減らす。あえて元カノとの思い出の場所に行って、思い出に割り込むのもアリだと思う」(女性)
さて、30代になると「自分との新しい恋で、元恋人の記憶を上書きしちゃえ!」的な意見が多くみられました。そのために多少時間や労力をかける、という人が多いようですね。
40代は根気と頭脳戦で勝負
・「焦ってはダメ。ゆっくり長い目でじっくりと」(男性)
・「愚痴を聞いたり、相談に乗ったりして一番の理解者を装う。相手の言うことを常に受け入れて安心させて“この人は自分のことをわかってくれる”とか“困ったときに助けてくれる”と思わせるように持っていく」
40代ともなると、この状況を正面から受け入れて、冷静にじっくり作戦を練ってじわじわと関係を作り上げていこう、という意思の見える意見が目立ちます。
「理解者を装う」というフレーズに、若干の老獪さが…いやいや、これぞ大人の余裕!と言えましょう。
とはいえ、全世代を通して多かったのはやはり
・「気長に待つ」
・「自然体で」
・「そばにいる時間を増やすこと」
といった意見。
相手に無理をさせず、安心感を与えることと、ゆっくり時間が解決するのを待つ忍耐力が成功の秘訣なのかもしれませんね。
恋の成功者のエピソード
まずは、お相手が自分のことを忘れていなかったケースから。
元パートナーと再会&復活愛
「16年間離れていた元夫は、時期が来るのをずっと待っていたらしく、娘が成人の時に再会して現在また交際が復活しています。素直な気持ちが一番です」(50代・女性)
16年も想われ続けた末の、復活愛!すごくロマンチックなような、ちょっと怖いような…いやいや、当人同士が良ければそれでいいんですよね!女性は想われてなんぼ。再スタートでどうぞお幸せに!
きっかけは、勘違いのキス!?
「元カレが忘れられないと言ってたので、その相談というか思い出話をよく聞いてあげていました。そんなある日、彼女が悲しそうな顔をして車のシートを倒して目を閉じたので、キスしてほしいのかな?と思って軽くキスしたんです。そしたら、『何するの!』とキレられて…。でも、その後も何となく会って一緒にご飯を食べたりする関係が続き、ごく自然に付き合うようになった。ある時ふと『元カレのことはいいの?』と聞いたら『忘れた』って。思うに、時間が解決するんじゃないですかね?」(30代・男性)
失恋の痛手を癒すのは、時間薬と恋薬、とは良く言ったもので。
その王道パターン的なエピソードではありますが、なんだかほっこりしちゃいます。この男性が、根気よくそばにいてくれたからこそ、彼女も心を開くことができたのかもしれません。
元のパートナーとの思い出は確かに大切ではありますが、次の恋に夢中になれば、自然と色あせていくもの。
それを無理にどうこうしようとしないで、そっとそばに寄り添うことが、相手を振り向かせる一番の薬なのかもしれませんね。