「うちはケンカばっかりだよ」というカップルと「これまで、一度もケンカしたことがないんだよね」というカップルがいますよね。
筆者の周りの夫婦にはどちらもいて、わりときれいに分かれているように感じます。ケンカは、カップルの関係にどんな影響をおよぼしているのでしょうか?
よくケンカするカップル
「お互いに仕事で忙しいので、保育園の娘の送迎は半々くらい、家事も分担しているのですが、その日の担当を決めるときに必ずモメます。結局、時間が足りなくてLINEでケンカの続きをすることも日常茶飯事。友人に夫の愚痴を話したら“なんだかんだ言って、夫婦の会話量はすごいよね。嫌いな相手とはできないわ”と指摘されました」(A子さん 36歳・広告)
「近所の食堂のご夫婦は、厨房でずっとケンカしています。“(奥さんがお皿を用意し忘れると)段取りが悪い”だの“(調理担当の旦那さんが注文を聞き返したら)一回でちゃんと聞き取ってよ!”だのと、お互いに激しくやり合っています。初めての人は驚きますが、慣れてくるとむしろ癒やしの光景に見えてくるから不思議。ホール担当の娘さんがうまいこと仲裁しているのも絶妙のバランスだなと思いながら通っています」(B子さん 24歳・出版)
日々、本音をぶつけ合えるということは、やはり、それだけ仲がいいんだろうな、という感じがしますよね。
ケンカしないカップル
「私が彼に一目惚れして付き合うようになったのですが、結婚を決める頃にはすっかり形勢逆転。手料理を毎回おいしいとほめてくれたり、風邪やケガなど、体調を崩したときには心から心配して看病してくれたり、とにかく私のことが大好きなようです。シンプルでストレートな彼の愛情表現にはじめは戸惑いましたが、穏やかに過ごす日常に幸せを感じています」(C子さん 26歳・ネイリスト)
「私と夫は親友のよう。お互いにシフトのある仕事なので、休日を合わせて一緒に過ごすようにしています。2人とも趣味はキャンプやサーフィンなどのアウトドア。服もシェアして使っているものがたくさんあって。お互いの意見も共感できるし、ものすごく気が合っているんだと思います。ケンカしようにも理由が見つからないって感じですね」(D子さん 30歳・歯科衛生士)
どちらかが我慢している、というわけではなく、自然な状態でケンカしないで済んでいるのなら、それは素晴らしいことだと思います。
本音で接することができるかが重要
リサーチしてみて、カップルにもさまざまな形があるなと改めて感じました。ケンカしても、しなくても、男女共に相手に本音を出せているか否かが、仲良しかどうかのポイントなのかもしれませんね。
もし“モヤッとしても言い出せない”ことが多いなら、勇気を出して相手に意見をぶつけてみては?小さなケンカができるようになったら、彼との関係が好転するかもしれません。