ニュース

ダンロップ、耐摩耗性と静粛性を高めた「DIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼット イチマルニ)」

ドライ&ウエット性能と快適性を高次元で両立するスポーツタイヤ

「DIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼット イチマルニ)」
2014年2月から順次発売

オープンプライス

 ダンロップ(住友ゴム工業)は、スポーツラジアルタイヤ「DIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼット イチマルニ)」を2月から順次発売する。発売サイズは、275/30 R19 96W~185/60 R14 82Hの43サイズ。価格はオープンプライス。

「DIREZZA DZ102」は、スポーツタイヤの商品性で中心となるグリップ性能をドライ、ウエットの両面で高めながら、優れた耐摩耗性、静粛性なども高次元で両立する。ダンロップ独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN(フォーディナノデザイン)」を使って開発した「DZ102専用コンパウンド」は高性能微粒子カーボンとシリカのバランスを追求。路面をとらえる接地面には柔軟性を持たせつつ、ゴム全体では高い剛性を発揮するコンパウンドとしてグリップ性能を向上させた。また、ウエット性能を高めるため、トレッド面の両サイドに水平方向に伸びる「ブレーキスロット」を新設。これらの改善によって従来の「DZ101」比でドライブレーキ性能が3%、ウエットブレーキ性能が5%向上している。

 耐摩耗性では、トレッドゴムを内側から支えるブレーカーのコードを従来品から1本多く束ねて構成した「高剛性ブレーカー」を採用。さらにこの高剛性ブレーカーの不要な動きを抑制させる「ナイロンフルバンド&エッジバンド」を組み合わせてトレッド部分の剛性を高め、耐摩耗性を向上させている。このほか、トレッドパターンでもショルダー部をセンターより高めた新パターンの採用により、接地圧を均一化して耐摩耗性に貢献している。

 耐摩耗性を高めるためのトレッド面の剛性アップは静粛性アップにも寄与しており、荒れた路面でタイヤが振動する動きを減らして不快なロードノイズの発生を抑制。さらにトレッドパターンを従来品から大きく変更してパターンノイズを低減しており、騒音エネルギーを26%低減させている。

 このほか、タイヤのラベリング制度で18インチと17インチの45扁平タイヤが転がり抵抗性能「C」、ウエットグリップ性能「b」を獲得している。

DIREZZA DZ102 サイズ一覧

インチ偏平MFSXLサイズ転がり抵抗性能ウェットグリップ性能
1930265/30 R19 93W--
275/30 R19 96W
35225/35 R19 88W
235/35 R19 91W
245/35 R19 93W
1835215/35 R18 84W
255/35 R18 94W
265/35 R18 97W
 275/35 R18 95W
40225/40 R18 92W
235/40 R18 95W
245/40 R18 97W
45225/45 R18 95WCb
245/45 R18 100W
1740205/40 R17 84W--
215/40 R17 87W
 245/40 R17 91W
 255/40 R17 94W
45205/45 R17 88WCb
215/45 R17 91W
225/45 R17 94W
 235/45 R17 94W
 245/45 R17 95W
50205/50 ZR17 93W--
 215/50 R17 91V
 225/50 R17 94W
55 215/55 R17 94V
1645195/45 R16 84WCb
205/45 R16 87W
50 195/50 R16 84V--
 205/50 R16 87V
 215/50 R16 90V
 225/50 R16 92V
55 205/55 R16 91V
 215/55 R16 93V
 225/55 R16 95V
1550 195/50 R15 82V
 205/50 R15 86V
55 195/55 R15 85V
 205/55 R15 88V
60  195/60 R15 88H
  205/60 R15 91H
1460  185/60 R14 82H

MFS:リムプロテクター付きタイヤ
XL:EXTRA LOAD規格(負荷能力強化タイプ)

(編集部:佐久間 秀)