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NEXCO東日本、東京湾アクアライン「海ほたるPA」4月20日グランドオープン

2013年3月の定例会見より

NEXCO東日本2月定例会見。NEXCO東日本代表取締役社長 廣瀨博氏(中)、管理事業本部長 長尾哲氏(左)、事業開発本部長 鹿島幹男氏(右)
2013年3月28日開催

  NEXCO東日本(東日本高速道路)は3月28日、3月の定例会見を開催した。

 定例会見の冒頭、同社代表取締役社長 廣瀨博氏は企業理念に基づき、「安心安全快適便利な高速道路を提供するのに際し、事業に関わるすべての人の労働安全衛生の確保について基本理念を定めるとともに基本方針を定め、あわせて推進体制を整備した」と語り、4月1日から労働安全衛生推進委員会を設置したことを発表した。そのほか、東京湾アクアラインの海ほたるPA(パーキングエリア)を4月20日にリニューアルオープンし、海ほたるPA4階に「海の見える大回廊」を設置することについて紹介した。

 海ほたるPAのリニューアルは、東京湾アクアラインの開通15周年を記念して実施されていたもの。海ほたるPA全体を東京湾に浮かぶ豪華客船に見立てて、海に囲まれたロケーションを最大に活かしたものにすると言う。海の見える大回廊では、通路側に総計約450m2のガラス窓を設置。ソファ55脚をはじめ220席が用意されており、強風時などでも東京湾の眺めを堪能できる。

 海ほたるPAリニューアルオープンから1週間後の4月27日14時には、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)東金JCT(ジャンクション)~木更津東IC(インターチェンジ)間が開通する。アクアライン経由で成田空港を利用するユーザーの増加なども見込まれ、海ほたるPAは従来以上に多くの利用客を集めることになるだろう。

 2月の通行台数、料金収入の速報値は、通行台数が1日平均255万500台(対前年比6.3%減)、料金収入が443億4600万円(20.3%増)。通行台数が減りながら料金収入が対前年比で増えているのはここ数カ月と同様の傾向で、昨年は被災者支援のための東北の高速道路の無料化措置があったが、今年は原発避難者のみの措置となっているためだ。

 SA(サービスエリア)/PAの売上高は90億1300万円(対前年比1.4%減)となり、通行台数の減少に伴い前年比でマイナスとなった。

 そのほかのトピックとして、既報のドラ割「信越ふるさと回廊パス」や、訪日外国人向け高速道路(乗り放題)割引商品のドラ割「Hokkaido Expressway Pass」の紹介があった。

 NEXCO中日本(中日本高速道路)管轄の圏央道 海老名IC~相模原愛川IC間が3月30日に開通、茅ヶ崎JCT~寒川北ICが4月14日開通する。海ほたるPAが4月20日にリニューアルオープンし、圏央道 東金JCT~木更津東ICが4月27日に開通する。首都圏の道路交通網はこれらによって激変し、ゴールデンウィークを迎えることになる。

(編集部:谷川 潔)