新社会人向けに、おっさんがブログで講釈をたれるのが流行る季節になってきました。おっさんの一人として、私も偉そうなこと言ってみます。それは、
「インプットよりアウトプットが大切」
なんて大嘘です。
そんな戯言を真に受けている暇があったら、さっさとインプットしましょう。確かにアウトプット大事です。私も定期的にブログやTwitterでアウトプット大事にしようと呟いています。でも、それには裏事情があります。
アウトプット大事と呟く人は、世の中には2種類います。
- インプットが好きで好きで、意識しないと延々にインプットし続けてしまう人
- そんな事情を知らずに、アウトプットが大事という事がを真に受けてしまう人
知識や経験の裏付けがないアウトプットは薄っぺらいものです。1つ2つであれば、まぐれ当たりで凄い評価や反響を得ることもあるでしょう。でも、続きません。継続的に質の良いアウトプットを出し続けるには、まずはインプットを重視しましょう。インプットを続けて続けて、もう貯めきれないとなって自ずから吐き出されるようなアウトプット。まずはそれを目指すと良いのではないでしょうか。
立花隆か誰かのインタビューか忘れましたが、1つのテーマについて書く時はそれに関する本を本棚1つ一杯になるまで読み込むそうです。1冊のアウトプットに対して、数百冊のインプットですね。すごく納得感がありますね。
まぁ人が語る人生訓なんて、その背景となる経験とセットで考えないと全く身につかないものです。面白い読み物程度にとらえて、せっせとインプットに励んでください。そうしたら、自ずとアウトプットも出てきます。
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ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/03/10
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