こんにちは。皆様、夏はいかがお過ごしでしたか。
私は毎年実家に帰省し、そして毎年体調を崩すので、絶対風水的になんか合わないんだと思っています。コネクト支援チームのsakay_yです。
先日、2018年の新人研修資料を公開し、たくさんの反響をいただきました*1。ありがとうございました。
2019年もエンジニア新人研修を行いましたので、その紹介と講義資料を公開いたします。
2019年のエンジニア新人研修について
今年の研修は、組織運営チーム*2が取りまとめ、以下のような3構成となりました。
- 必修講義
- 誰に: 開発/運用本部に配属される新入社員
- 何を: どのチームに行っても必要となる基礎的な知識/技術/ツールを学び、体験できた
- 選択講義
- 誰に: 学びたい人が(=新入社員に限らず)
- 何を: 興味があることを学べた
- チーム体験(2週間 * 3チーム)
- 誰に: 開発/運用本部に配属される新入社員
- 何を: 興味のあるチームで実際に業務を体験し、配属希望を決める参考になった
今年のようにチーム体験がメインの研修になったのは、開発本部の体制が変わったことも影響しています*3。
既存の社員が主体的にキャリアを作れるように、カジュアルにチーム異動できるようになりました*4。ならば、新入社員も自分たちで選択できるのが自然です。
また、チーム側も体験入部がいつでもできる体制を整えていく必要がありすので、良い機会になります。
講義は、事前に講義ネタを社内のエンジニアに公募し、適切なメンバーに講師をお願いしました。 講義内容に応じて、必修講義と選択講義で分けました。
全体的に、新入社員の自主性を重視するように改善して、新人研修を実施いたしました。
スケジュール
- 5/27〜5/31(第1週)
- 必修の講義や演習が中心
- 空き時間はRFC精読や予習/復習
- 6/3〜7/12(第2〜7週)
- チーム体験と選択講義期間
- 2週間で体験するチームを変えて、合計3チーム
講義一覧
必修講義
1. 開運ことはじめ
2. HTTP/DNS
3. Linux
4. ソフトウェアライセンス
5. Git/GitHub
昨年とほぼ同じですので、今年の資料は非公開です。去年の資料は以下のとおりです。
2018-05 Git/Github
6. Webアプリケーション基礎
7. スクラムトレーニング
資料非公開。
8. ソフトウェアテスト&テスト自動化
選択講義
9. アクセシビリティ
10. 正規表現
資料非公開。
11. Chrome Developer Toolsの使い方
12. データベース
昨年とほぼ同じですので、今年の資料は非公開です。去年の資料は以下のとおりです。
2018-11 データベース
13. Docker
14. Webアプリケーションセキュリティ
15. ネットワーク
資料非公開。
16. ローカライゼーションと機械翻訳
資料非公開。
17. Linux サーバの CPU やメモリリソースの管理について
18. ベトナムの文化について
資料非公開。
19. 実践 Go 言語
20. Kubernetes を使った開発入門
21. CI/CD
22. パブリッククラウド入門 (AWSによる実習付き)
資料非公開。
23. スキーマファースト開発ハンズオン
gRPC & Protocol buffers編
GraphQL編
最後に
2019年の研修資料も、各社のエンジニア新人研修や駆け出しエンジニアの皆様のお役に立てれば幸いです。 学生の皆さんには「弊社の研修はこんな感じですよ」というのが伝わって興味を持ってくれたら嬉しいです。 2020年新卒採用およびキャリア採用やっています!
また、今回紹介した研修資料以外にも、各種勉強会やカンファレンスでサイボウズのエンジニアが発表した資料もエンジニアサイト(Cybozu Tech)で公開しています。 よろしければこちらもご覧ください!
*1:2018年の新人研修についての記事はこちら https://blog.cybozu.io/entry/2019/02/22/163000
*2:開発本部の組織・評価・研修・労務などを取りまとめています
*3:開発本部の組織変更についての記事はこちら https://blog.cybozu.io/entry/2019/02/13/080000
*4:余談ですが、私も6月にさくっとチーム異動しました