【日本人と中国人、エレベーターの「閉」ボタンの使い方の違い】
— 黒色中国 (@bci_) 2024年12月17日
■「中国では乗ってこようとする人がいる時に『閉』を押す」
■「日本ではエレベーターを降りる時についでに『閉』を押していく。エレベーターの中に残された人の時間を無駄にしないようにしている」https://t.co/HaVe91gbEe
▲こちらのツイートについて、色んな反応・ご意見が寄せられたのですが、それが面白かったのと、私自身も香港で生活している時に気づいた香港人の習慣がありましたので、そちらも含めてご紹介しておきたいと思います。
香港人はエレベーターに乗ったらまず「閉」を押す
ちなみに香港だと、エレベーターに乗ったらまず、「閉」のボタンを押してから、行き先の階数ボタンを押す…という習慣がある。
— 黒色中国 (@bci_) 2024年12月17日
後から乗ってきた来た人が自分の行き先の途中階で降りる場合、その時間が無駄になるから、他人が乗れないようにエレベーターのドアをすぐ閉める…という理由のようです。
大体、普通の日本人だと、エレベーターに乗ったらまずは階数ボタンを押して、それから「閉」を押す、または押さずに閉まるのを待つ…と思いますけど、香港人はエレベーターに乗ったらまずは「閉」を押して、それから階数ボタンを押すのですね。
こういうことを書くと、「いや、私の知ってる香港人はそうじゃない!イイカゲンなことを書くな!」という人が出てくるんじゃないか…と思うのですが、実は私自身が本来はそっちの意見だったんです。
香港生活が長い日本の友人が、「先に閉を押す説」を主張するので、「いや、それはたまたまアナタが見た人がそうだっただけでしょ?w」と思ったものの、よく観察していると、確かに「先に閉を押す」人が目に付くよな…と。どれぐらいのパーセンテージで存在するかは不明ですが、とにかくよく見る。逆に、日本で「先に閉を押す派」は見たことがないので、香港の固有の習慣ではないか…と思ったわけです。
その理由として思い当たるのは、香港のビルはオフィスでも住宅でも高層ビルが多いため、「閉」を先に押さずにいると、次々に人が乗ってくる…そうすると、自分が行きたい階まですぐに上がれない…ということが起きてしまうのですね。
だから、エレベーターに乗ったらすぐに「閉」を押す…という人が少なからず見られるようになったのでは…と思います。
香港勤務時代のビル。關ボタンばっかし字が擦り切れてたもんね。負けるもんかー!と飛び込んで肘で開けてました(若さ)。 https://t.co/ZTygj4AnOX
— 飯香幻 (@meshikagen) 2024年12月17日
本件については、以前香港で勤務されていた飯香幻さんも、このようなツイートを寄せられています。
大阪人も香港式
ただ、後から誰も乗らんのにドア開いてるのは時間の無駄と思うから
— Sachiko_i (@Sachiko_Vo_Sop) 2024年12月17日
(私が大阪人だからかもしれないけど)
私も乗ったときまず「閉」は押す
ドアが閉まるまでの間に行き先階ボタンを押す
でも行き先階ボタン押してからしか「閉」ボタンが反応しないエレベーターもあるけどhttps://t.co/dxQXK6Yik1
やっぱり、大阪は商人の町…ということで、香港人と通じるものがあるのかも知れませんね。
引越し屋さんも香港式
引っ越し屋である程度、働いた経験があると乗ったらまず閉じるボタン押しちゃいますね。少しでも作業時間短くするために。
— mofu-taro (@taka60zkyle) 2024年12月17日
このクセ抜くのに少し時間かかりました。
ドイツとアメリカでは「閉」を押さない説
国民性でしょうか。
ドイツでは閉を押しません。放っといても閉まるから。あとエコじゃないから、と言ってました。— bingen (@bingen15) 2024年12月17日
「エコじゃないから」というのがドイツ人らしいw
アメリカでもそうですよね
— yu•_• (@thyme8615) 2024年12月17日
そもそもアメリカでは閉めるボタンは機能せず、閉めるを押す人は嫌われるそうです笑
アメリカでも同じく…とか。
ただ、これに続くリプライを見るに…
なるほど、と思う一方で、時間の概念の違いを感じます。例えばドイツで家のハイツング(暖房)の修理を頼むと、午前中、と言っても1日待機。時間厳守は日本人独自なのか??と思いました(笑)
— bingen (@bingen15) 2024年12月17日
そもそも、ドイツ人はおっとりしているから、エレベーターの「閉」をすぐ押さなきゃいけないほど急いでない…のかも知れないようです。
中国のエレベーターは「閉」を押してもすぐ閉まらない?
そういえば日本と中国のエレベーターが違うね。中国でのエレベーターは閉を押してもすぐ閉めません。中国で三菱や日立の日本ブランドも同じようにすぐ閉めませんと思う。— 星野プリン (@hoshinohikarukk) 2024年12月17日
確かにこれはありますね。というのか、私が昔留学していた頃の北京のエレベーターは、「閉」ボタンへの反応が良すぎて、押した瞬間にすぐ閉まったので、危なっかしかったのです。その頃の記憶があるので、近年の中国のエレベーターは「閉」ボタンの反応が遅くなったな…と思っていたのですが、日本でも最近のエレベーターは「閉」ボタンの反応が悪い…というのか、たぶん故意に、安全のためすぐ閉まらない作りになっているのでは?と思われます。
関西や海外には「閉」ボタンがないエレベーターが存在する
関西のとあるビルは「閉」ボタンがない。
階ボタンを連打するおじさんをたまに見る。 https://t.co/msJGK86scx— かわて (@ZXTKawate) 2024年12月17日
海外のエレベータには「閉」ボタンが無いものが多いです。
— Fighter of jedi (@kan2itter) 2024年12月18日
そもそも、「閉」ボタンは無くてもいいんじゃないかな…と思っていましたが、関西や海外にはすでにそういうエレベーターがあるのですね。
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国や地域や職業によって、エレベーターのボタンを押す順序にも違いがあるのは、面白い気付きでした。リプライをいただいた皆さん、ありがとうございました🙇