黒色中国BLOG

中国について学び・考え・行動するのが私のライフワークです

日本人と中国人と香港人のエレベーターの「閉」ボタンの使い方の違い

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▲こちらのツイートについて、色んな反応・ご意見が寄せられたのですが、それが面白かったのと、私自身も香港で生活している時に気づいた香港人の習慣がありましたので、そちらも含めてご紹介しておきたいと思います。

香港人はエレベーターに乗ったらまず「閉」を押す

大体、普通の日本人だと、エレベーターに乗ったらまずは階数ボタンを押して、それから「閉」を押す、または押さずに閉まるのを待つ…と思いますけど、香港人はエレベーターに乗ったらまずは「閉」を押して、それから階数ボタンを押すのですね。

こういうことを書くと、「いや、私の知ってる香港人はそうじゃない!イイカゲンなことを書くな!」という人が出てくるんじゃないか…と思うのですが、実は私自身が本来はそっちの意見だったんです。

香港生活が長い日本の友人が、「先に閉を押す説」を主張するので、「いや、それはたまたまアナタが見た人がそうだっただけでしょ?w」と思ったものの、よく観察していると、確かに「先に閉を押す」人が目に付くよな…と。どれぐらいのパーセンテージで存在するかは不明ですが、とにかくよく見る。逆に、日本で「先に閉を押す派」は見たことがないので、香港の固有の習慣ではないか…と思ったわけです。

その理由として思い当たるのは、香港のビルはオフィスでも住宅でも高層ビルが多いため、「閉」を先に押さずにいると、次々に人が乗ってくる…そうすると、自分が行きたい階まですぐに上がれない…ということが起きてしまうのですね。

だから、エレベーターに乗ったらすぐに「閉」を押す…という人が少なからず見られるようになったのでは…と思います。

本件については、以前香港で勤務されていた飯香幻さんも、このようなツイートを寄せられています。

大阪人も香港式

やっぱり、大阪は商人の町…ということで、香港人と通じるものがあるのかも知れませんね。

引越し屋さんも香港式

ドイツとアメリカでは「閉」を押さない説

「エコじゃないから」というのがドイツ人らしいw

アメリカでも同じく…とか。

ただ、これに続くリプライを見るに…

そもそも、ドイツ人はおっとりしているから、エレベーターの「閉」をすぐ押さなきゃいけないほど急いでない…のかも知れないようです。

中国のエレベーターは「閉」を押してもすぐ閉まらない?

確かにこれはありますね。というのか、私が昔留学していた頃の北京のエレベーターは、「閉」ボタンへの反応が良すぎて、押した瞬間にすぐ閉まったので、危なっかしかったのです。その頃の記憶があるので、近年の中国のエレベーターは「閉」ボタンの反応が遅くなったな…と思っていたのですが、日本でも最近のエレベーターは「閉」ボタンの反応が悪い…というのか、たぶん故意に、安全のためすぐ閉まらない作りになっているのでは?と思われます。

関西や海外には「閉」ボタンがないエレベーターが存在する

そもそも、「閉」ボタンは無くてもいいんじゃないかな…と思っていましたが、関西や海外にはすでにそういうエレベーターがあるのですね。

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国や地域や職業によって、エレベーターのボタンを押す順序にも違いがあるのは、面白い気付きでした。リプライをいただいた皆さん、ありがとうございました🙇