ロシアで開催中のソチ五輪で、北朝鮮“ナンバー2”金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席、モンゴルのエルベグドルジ大統領らと相次ぎ会談していた。 北朝鮮は1964年、オーストリア・インスブルック五輪以降、冬季五輪に8回出場し、銀と銅メダルを1個ずつ獲得したが、ソチではIOCの推薦枠をもらえず、選手を出場させることができなかった。 「冬季五輪の不参加は2002年のソルトレークシティー大会以来12年ぶり。故金正日総書記の誕生日である光明星節(16日)を祝い、15~17日まで『第23回白頭山賞国際フィギュア祝典』を開催するが、ソチ五輪開催中なのに各国の選手が参加するのかっていう状況」とは、平壌情勢に詳しい関係者。 そんな中、金正恩第1書記は代理として永南氏をソチへ行かせ、習氏と会談させた。背景には、中国と太いパイプをもっていた叔父・張成沢(チ