香港(CNN) 中国で下落を続ける株式市場に業を煮やした投資家らが、在中国米大使館のSNSアカウントに不満をぶつけている。 中国株式市場は前週に続いて5日も続落。上海と深圳の株式市場に上場する約1800銘柄は10%以上も下落した。 米大使館が2日に中国大手SNSの「微博(ウェイボー)」に掲載したアフリカのキリン保護に関する投稿には、16万を超すコメントが寄せられた。ただし動物保護とは無関係なコメントが多数を占めた。 「米政府へ。どうか中国の株式投資家を救ってください」という書き込みもあった。 そうしたコメントの多くはその後、検閲によってかき消されたらしい。中国当局はこのところ、経済の低迷や市場の混乱を批判する投稿の検閲に力を入れている。 5日の上海総合指数は6日連続で下落し、終値は1%下げて4年ぶりの安値を付けた。前週は6.2%の下落で、1週間の下落幅としては2018年10月以来、最悪だっ