【合田禄】気象庁は18日、八甲田山(青森県)に観測機器を新たに設置し、火山活動の監視を強化したと明らかにした。今年2月以降、山頂から西側に約6キロの観測点で約1センチの地殻変動が観測されたためという。 この日開かれた火山噴火予知連絡会で報告された。連絡会会長の藤井敏嗣・東大名誉教授は「(山が)膨らんでいるように見えるが詳細は分からない」と話した。今後、地殻変動がマグマによる影響なのかどうかなどを見極めていく。 八甲田山は、気象庁が24時間監視する全国47の活火山には入っていない。最近5千年間で7回の噴火活動があったが、観測記録に残る噴火はない。 最新トップニュース