ブログを始めて2年経ったが、いまだにブログの方向性が定まっていない。 試行錯誤を繰り返している、と言えば多少は聞こえがいいが、フラフラして腰が落ち着かない感じがする。 そんなふうだから(2年続けた割には)あまり読まれていないのかと、なけなしの自信がさらになくなり、迷いも深くなる。 そこで何かの参考になればと、こんな本を読んでみた。 鈴木芳樹『スローブログ宣言!』(技術評論社、2005) 最初に断っておくと、これは今から16年前に書かれた本なので、ここに書かれていることをそのまま現在に当てはめることはできない。 当時と現在とでは、インターネットやブログをめぐる状況がかなり違う。当時は(おそらく)ブログというものが流行り始めた頃で、それに対して今は「ブログはオワコン」とさえ言われている。 しかし、表面的な部分は違っても、根幹の部分、不特定多数の人に向けてネット上で何かを発信することについての考