名古屋刑務所の刑務官7人が、服役中に死亡した男性受刑者に対し暴言を吐いたり、病気で意思疎通が難しくなっていた男性の指印を勝手に押したりしていたとして、戒告の処分や厳重注意などを受けました。 名古屋矯正管区などによりますと、おととし名古屋刑務所で服役中に死亡した71歳の男性受刑者に対し、20代から40代の刑務官6人が「どあほ」「ばか」などと暴言を吐いたり、男性からお茶を求められてもほとんど空のコップを渡すなど不適切な対応をしたりしていたということです。 また、30代の刑務官が、病気で意思疎通が難しくなっていた男性に必要な説明をしないまま、勝手に指印を書類に押していたということです。 名古屋刑務所はこのうち30代の刑務官を6日、私印不正使用の疑いで書類送検して戒告の処分とし、ほかの刑務官6人についても、厳重注意などにしたということです。 7人はいずれも事実関係を認めているということです。 名古