長野県上田市の居酒屋で、11日夜、店員が酒と間違えて消毒用の塩素剤を客に提供し、これを飲んだ5人が吐き気などの症状を訴えて病院で手当てを受けたことが分かりました。 症状はいずれも軽いということです。 この居酒屋は、上田市にある「のみくい処魚民 上田お城口駅前店」です。 上田保健福祉事務所によりますと、11日夜10時すぎ、店員が男性9人のグループに冷酒と間違えてとっくりに入った消毒用の塩素剤を提供し、これに口を付けたいずれも31歳の男性5人が、吐き気などの症状を訴えました。 5人は救急車で病院に運ばれて、手当てを受けましたが、全員、症状は軽く、入院した人などはいないということです。 塩素剤は、ふだん、食器の消毒に使われているということで、保健福祉事務所は、塩素剤を入れて消毒していたとっくりが、誤って客に提供されたとみて、今後、店に対し業務手順の見直しなどを指導することにしています。