アニメ監督や声優のインタビューや対談など、読み応えのある記事が売りの洋泉社のムック形式アニメ季刊誌『オトナアニメ』より今月、別冊が発売された、タイトルは『シャフト超全集』。なんと直球なタイトルだろうか。 前記した“シャフト”とはアニメ制作会社。西尾維新の小説『化物語』や人気漫画『さよなら絶望先生』『ひだまりスケッチ』のアニメ化を手がけた会社と言えばわかり易いだろうか。積極的に元請けを開始した00年代からシャフト独自の奇抜な演出は方々で話題を呼び、そのファンは年々増加している。本書ではそのシャフト制作作品の魅力を「演出術」、「原作の魅力の引き出し方」、「OP、EDでの仕掛け」、「声優に対するこだわり」など各方面から徹底解剖。西尾維新、久米田康治、赤松健などのシャフトに縁のある原作者、00年代のシャフトを語る上で欠くことのできない新房昭之監督、声優の神谷浩史、斎藤千和なのど対談やインタビューも