アドリアン・フルティガーさんが、地元の文化功労賞を受賞されたので、授賞式に出席してスピーチしてきました。スピーチは10分、車での移動は往復で9時間ですが、老人ホームにいらっしゃるフルティガーさんの代わりのスピーチなので、謹んでお受けしました。 スピーチというか正確にはフルティガーさんの功績をたたえるプレゼンテーションで、デザイナーでない人たちに向けて、書体 Frutiger がいかに画期的で読みやすい書体であるかを解説しました。 遠くからでも斜めからでも読みやすい Frutiger は地元スイスだけでなくニューヨークでも東京でも日常的に使われています。そういう使用例の写真を見せて、フルティガーさんのお仕事が受賞にふさわしいものであるというお話をしました。 これはそのなかのいくつかのコマです。 18時に授賞式が終わってホッとしたのもつかの間、地元のラジオ局にインタビューされて、質問をされたけ