追加の金融緩和を検討=新型オペ拡充軸に−日銀 追加の金融緩和を検討=新型オペ拡充軸に−日銀 日銀は、景気回復の足取りを確実なものとするため、追加の金融緩和の検討に入る。年0.1%の固定金利で金融機関に資金供給する新型オペレーション(公開市場操作)の拡充策を軸に、早ければ今月16〜17日の金融政策決定会合から議論を本格化させる。デフレや円高進行で「企業マインド」が萎縮(いしゅく)し、設備投資や雇用が一段と悪化する事態を回避する考えだ。 経済情勢をめぐっては、閣僚らからデフレ対策を念頭に日銀のさらなる政策対応を求める声が相次いでいることに加え、4日発表の昨年10〜12月の法人企業統計で設備投資が前年同期比で17.3%減となる厳しい一面がある。 5日の市場では日銀の追加緩和を期待する動きが加速し、日経平均株価が前日比223円24銭高の1万0368円96銭に上昇、東京外国為替市場では円が売られ