国際研究グループの調査により紀元前の古代ギリシャの沈没船から発見された「アンティキティラの歯車」と呼ばれる機械式の天球儀は、古代ギリシャで4年に1度開催されていた古代オリンピックの開催年を知らせるための機械であることが30日、英科学雑誌「ネイチャー」に掲載された論文により明らかとなった。 この研究報告を行ったのはトニー・フリース博士を中心とする「『アンティキティラの歯車』研究プロジェクト」に参加している研究グループ。 研究グループは、3次元スキャナを使って錆びて金属の塊となってしまっていた「アンティキティラの歯車」の内部構造の解析を進めることにより、「アンティキティラの歯車」の機械的構造の正確な復元に成功するだけになく、その文字盤の閏年を示す部分にはギリシャ語で「オリピック」(画像参照)という文字が刻まれていたことを確認。その上で「アンティキティラの歯車」は天体の動きを示すだけでなく、4年