消費者庁と国民生活センターは18日、ジェル状の洗濯用パック型洗剤の破損で、昨年4月から今年1月末までに誤飲など152件の事故が起きているとして注意を呼び掛けた。3歳以下の乳幼児の事故が大半を占めた。 ジェル洗剤は、1回の洗濯に使用する量ごとに水溶性のフィルムでパックされている。事故は、乳幼児がかむなどしてフィルムが破損し、中の液体が飛び出して口や目に入るケースが多かった。経済協力開発機構(OECD)の調査では、類似の事故が世界で年間約1万6000件以上報告されているという。 誤飲した場合は無理に吐かせないで、水や牛乳などを少量飲ませる処置をした後、速やかな受診が必要という。目に入った場合はこすらず、水圧が弱めの水で10分以上洗い、眼科を受診してほしいという。