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2008年2月22日のブックマーク (4件)

  • [書評]小林秀雄の恵み(橋本治): 極東ブログ

    治は直感から質をさらっと言ってのける頭の良さをもった人で、その直感から言い切りまでのプロセスを文章にするため冗長な印象もあるが、出てきた表明はコピーライティングのようにわかりやすいし、白黒つけやすい明快さがある。小林秀雄も直感から表出のプロセスを迂回して語る癖があり、表出も短く刈り込まれているため「人生の鍛錬 小林秀雄の言葉」(参照)のように断片的に理解しやすいところがある。だがそんなものは無意味で、依然小林秀雄の文学の全体を読めばその表明は白黒つけがたく明晰さには迷路の複雑さがある。体力というのでもないのだが思念の持久力のようなものがないととても読み切れない。 思念の持久力というものがどのようなのかというのは、「極東ブログ: [書評]小林秀雄の流儀(山七平)」(参照)で触れた山の論考が参考になるだろう。小林がどれほど聖書を読み抜き、パウロを心に秘めていたか、そこを読み解くことの

  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

  • 自分探しが止まらない

    このサイトは、いわゆる成功を100冊読むことで、成功できるかを検証するページでした。 現在は、ビジネス書・自己啓発書・成功哲学・セミナーCD・手帳術・週末起業など 「自分探し」をキーワードとして、テレビドラマや流行歌の変遷や、現代の若者の労働環境にまで迫った力作。 私も、「自己啓発書」は大好きなので興味深く読ませていただきました。 404 Blog Not Found:探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない でも、資料を丁寧に分析してあるとの評がありましたが、私も素直にそう思います。 著者の速水健朗様。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 というのも、私も自己啓発書が好きなので、書店でもよく自己啓発書のコーナーに行くのですが、一部の書籍には全く指が動かない。なので、その分野のことには当にうといのです。 たとえば、タイトルは出さないけど、帯がこんな感じの。 もうひ

  • jkondoのヘタれっぷりに絶望した! - 文化レベルが高すぎます

    (娘5歳8ヶ月)娘の好物と年長さん1学期のお弁当記録 娘をただ微笑ましく見つめていただけなのに……(夫) こっこの最近の好物は「にんじんしりしり」と納豆を混ぜてべること。 我が家のしりしり&納豆好きといえばまず夫ですが、夫は卵入りのしりしりが好きで、こっこはにんじんとツナのしりしりが好き。わたしはどっち…

    jkondoのヘタれっぷりに絶望した! - 文化レベルが高すぎます
    yo4ma3
    yo4ma3 2008/02/22
    ITmediaの記事を読んだとき、同じツッコミをしたな。