この年末は4年連続となる「NHK紅白歌合戦」への出場が決定し、もはや国民的アーティストのひとりとして広く認知される存在となった水樹奈々。そんな彼女が、およそ2年5カ月ぶりとなるオリジナルフルアルバム「ROCKBOUND NEIGHBORS」を完成させた。 ナタリー3度目の登場となる今回は、多忙を極める中でサービス過剰とも言える全16曲入りのアルバムを作り上げた経緯や、録り下ろし楽曲にまつわる隠れたエピソード、そして2013年に控える2つのスペシャルライブについて話を訊いた。 取材・文 / 臼杵成晃 ステーキ! ヒレカツ! ミックスフライ! ──水樹さんのアルバムは毎回盛りだくさんですが、今回は約2年半ぶりのフルアルバムとあって、一段と濃い内容になりましたね。録り下ろしの新曲が12曲も入った全16曲入りという。もしCDの盤面に温度があったら、ちょっと素手では触れないほどに熱いアルバムで。 あ