複数の報道によると、エネルギー会社の買収で「汚職的な結託」があったとして、ロシア政府は同国で最も裕福な事業家アンドレイ・メルニチェンコを提訴した。ウクライナとの戦争が続く中、ロシア当局は富の確保に奔走している。 米通信ブルームバーグや英紙フィナンシャル・タイムズによると、ロシア政府はシベリアに複数の火力発電所を持つSibecoの資産を差し押さえようとしており、メルニチェンコが元政府閣僚のミハイル・アビゾフから同社を買収したのは汚職だったと主張している。 アビゾフは2018年に買収取引が完了した数カ月後に逮捕された。横領し、またSibecoと別の会社の株主を欺いたとしてロシアの刑務所に収監されているとフィナンシャル・タイムズは報じた。 米政府が運営するRadioFreeEurope/RadioLibertyのニュースサービスによると、メルニチェンコはSibecoを360億ルーブル(2018年