香港で19日に行われた立法会議員選挙で、親中派がほぼすべての議席を獲得したことについて、中国政府は結果を評価した一方、過去最低の投票率については「低くない」と主張しました。 今回の選挙は、制度の変更によって民主派政党の立候補者がゼロとなる中、政府を支持する「親中派」が立法会の議席をほぼ独占しました。一方で民主派を支持する多くの有権者が棄権したとみられ、投票率は30.2%と過去最低となっています。 この結果に対して、中国外務省の報道官は20日、「幅広い代表性を示すことができた」などと評価しました。選挙制度への批判の声があることについては、「選挙結果が香港全体の利益と長期的発展に有益かどうかを見るべきである」としています。 また、投票率が過去最低となったことについては、30.2%は「低くない」とした上で、過去よりも下がったのは「新型コロナウイルスの影響や、反中国の勢力・外部勢力による干渉と破壊