リビア国境に近いニジェールのマダマ(Madama)で荷台からあふれかえるほど荷物を積んだトラック(2015年1月1日撮影)。(c)AFP/DOMINIQUE FAGET 【1月14日 AFP】今月1日、フランスのジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)国防相が西アフリカのニジェール、マダマ(Madama)へ電撃訪問した際に私は同行取材した。仏軍はニジェール北方の辺境に位置する、フランス植民地時代の要塞に近いその砂漠地帯に、この地域における対テロ作戦の前線基地を築こうとしている。 基地があるのはリビア国境への入り口で、イスラム武装勢力や武器の密輸業者たちが、戦闘や襲撃の絶えないマリ北部やニジェールへ向かうルート上だ。基地のために新しく造られた滑走路の近くで、唖然(あぜん)とするほど大量の荷物を積んだトラックを5、6台見かけた。私は国防相の一行から離れて彼らの方へ向かい、