2017年02月05日11:32 カテゴリ博物館研究のタネ 収蔵展示のいま 自然史資料の価値を伝えるために 一昨日(2017/2/3)は[公開ワークショップ] 「海外の自然史博物館における収蔵庫と収蔵展示を考える」に参加し、海外の様々な自然史系博物館がいかにコレクションの重要性を伝え、また魅せているのかという話題を中心に議論した。このシンポジウムは自然史レガシー継承・発信事業の今年度のまとめの会でもある。 ひとはくの橋本佳明さんによれば、「驚異の部屋」とも訳される Wunderkammer(ヴンダーカマー)から始まった展示は、一方の極としてはカリフォルニアサイエンスセンターや日本で言えばニフレルのような水族館とも博物館ともつかないような生品展示に、あるいはココロのロボット恐竜のような動きの復元と行った死物から生品、動態へと達しているという。その一方で原点回帰のような動きとしての標本そのもの
