技術練習が多い今シーズンの山形。地味ながら高い集中力と正確な技術が要求されるメニューのため、時にはコントロールやパスがズレることがある。そのとき、選手たちが思わず発する言葉が「ヤバい!」だ。 ただし、今シーズンの山形では悔やむよりも、やるべきことをやることを推奨している。しかし、チームで「『ヤバい』という言葉を使わないこと」などという強い禁止令を出しているわけでもなさそうだ。では、どうしているのか? 選手たちが「ヤバい!」と口にした瞬間、スタッフ陣が「ヤバくない!」と言い返すのが正解。これは奥野僚右監督だけでなく、18日の午前に若手を指導した高橋健二コーチも実践している。口癖で選手たちが思わず発するたびに、 「ヤバい!」「ヤバくない!」 「ヤバい!」「ヤバくない!」 「ヤバい!」「ヤバくない!」 と合い言葉のようなやり取りが青空に響いていた。