火山噴火流民の怒りも噴火 FT記者も「流民」に 2010年4月21日(水)08:30 (フィナンシャル・タイムズ 2010年4月19日初出 翻訳gooニュース) ギデオン・ラックマン 私たちは世界中に大勢いる。火山噴火による流民だ。 私は週末ずっと、テルアビブでぼんやり座っていた。イギリスに帰るための手段がどんどんなくなる様子を鬱々として見渡しながら、仲間たちが似たような状況やもっとひどい状況に置かれている話を聞きながら、屈折した安心感さえ味わっていた。同僚のティム・ハートフォードはヘルシンキからメールを送って来た。火山灰の雲が落ち着くまでじっと待つか、「フェリーで27時間かけて近くのハンブルクへ行き、そこから満席のすし詰め状態でブリュッセルに出てから、英仏海峡を泳いで渡る」しかないというのが、ティムの状況説明だった。このメールが届いたとき、私はイスラエルのハイファからイタリア・ブリンディ