バチカン市国のサンピエトロ広場で執り行われたヨハネ・パウロ2世とヨハネ23世の列聖式で、聖体拝領のパンを信徒に与える神父(2014年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE 【7月8日 AFP】ローマ法王庁(バチカン)は8日、カトリック教会のミサの「聖体拝領」で使用する無発酵のパンについて、原料に遺伝子組み換え(GM)作物を使用することを認める判断を示した。 その一方、小麦のたんぱく質から生成されるグルテンを含まない「グルテンフリー」とすることは認めない方針を示した。低グルテンパンについては、添加物などの「異物」を使用しなくても、小麦のグルテン含有量がパンに加工できる水準なら認めるとしている。 法王庁典礼秘跡省のロベール・サラ(Robert Sarah)枢機卿は、聖体拝領のパンやワインがスーパーマーケットで販売され、インターネットでも入手可能になっている現状