“人は見かけによらない”とよく言うが、香港では先日、自分すらも見かけに騙されていた人物がいることがわかり、国内外のメディアを賑わせている。ある日、66歳の中国人男性は胃痛で病院を訪れたのだが、彼を診察した医師は、胃痛の症状を探るうちに思いがけない原因を見つけ出し驚いた。痛みの要因と見られた腹の膨らみを詳しく調べたところ、男性にはあるはずのない卵巣が腫れた状態になっていたのだ。66年間男性として生きてきた患者は、このとき初めて自分が女性だったと知ることになったという。 香港紙サウスチャイナ・モーニングポストや英紙サンなどによると、この話は、6月3日付で医学専門誌の香港メディカルジャーナルが発表したもの。具体的な時期は不明だが、ある日、ベトナム出身の66歳中国人男性が胃痛を訴え、香港の病院にやって来たそうだ。あごひげも生やしており、誰もが男性だと信じて疑わなかったところに、胃痛の原因が卵巣のう